精神科病院での働き方

ナースとしての日々

こんにちは!オカピです!

たくさんのブログの中から訪問くださりありがとうございます!

ナース21年目のオカピが、
シングルマザーをへて
子持ちナースとして働き、
しみじみ思うことを
徒然なるままに書いています。

今回は精神科病院での
特徴や働き方について
スポットをあてて書いてみました。

あくまでオカピの偏った意見ですが、
お気軽に読んでくださればうれしいです。
どうぞお付き合いくださいね。

精神科病棟の特徴

精神科とは・・・
心に病をもつ方々が治療される診療科で
精神科病棟とは
入院加療が必要なところが病棟になります。

オカピは転職コンサルタントさんに勧められ、
精神科病棟への入職を決めました。

精神科病棟と聞くと
どんなイメージでしょうか?


オカピは入職当初正直な気持ち
こう思いました。

「えらいところに来てしまったな」と。

というのが、オカピの学生時代にさかのぼります。

もちろん精神科の実習があったのですが、
妄想が激しい患者様が担当で、
いきなりダーッと怒鳴られたことがあったんですよね。

そのイメージをぬぐうこともできず
実習も終わりオカピの精神科への偏見は
かなり強かったのです。

ですが、入職して患者様と接するうちに
そのイメージは3日で吹き飛びました。


とても穏やかに時が流れ、
ゆったりとした時間がありました。

じっくり患者様1人1人と
お話しすることもできました。

それまでオカピは
循環器病棟13年で働いていました。

循環器科はいまだに大好きな分野です。

循環器病棟は
心臓に病気を抱える方々が入院されるところで、
どちらかというと心電図や血液検査、
心臓エコーなど検査所見や数値で
病気の指標を予測しそれに見合った看護、
動きが必要になってくると思います。

つまり循環器科の特徴は
答えがはっきりわかる所なんです。


対して精神科は
答えを出すところではありません。


当たり前ですよね。

だって人間の心の病気を
抱えている方々の診療科なんですから。


血液検査や客観的なデータで
割り出す分野ではないですよね。

本当に人間力が試されるなと思います。

でも本当に楽しいですよ。精神科って。
確かに点滴の数や、検査の準備などあまりありませんでした。
ちなみにオカピはお菓子係となるものを
行っていました。

これは精神科の患者様は抗精神病薬を服薬しており
味覚が鈍くなってくるんですね。
加えて入院期間が一般病院診療科と違い
10年以上入院されている方々も
多くおられますので、さまざまな内科疾患を
煩われます。

そこで減塩食やカロリー制限食が多いのです。

ヘルシーなのは良いですが、
ずっと味の薄いものばかりだと
楽しみもないじゃないかというのが
主治医の先生のお考えで
1週間に2回ほど味の濃いものを食べてもいいよという
機会があるんです。
それがおやつタイムです。

説明が長くなってきましたが
オカピはお菓子係でした。
毎週二回ほど売店まで外出を数名の患者様と
行います。

患者様のお小遣いをチェックしながら
売店に向かい、お菓子の在庫を見ながら
買うものを調整していました。

外出に行かれない参加できない患者様には
こちらが注文をとり代行していました。

この仕事がオカピはこの上なく
楽しかったんですよね。

普段無表情の方がこの時ばかり
少し笑顔になる瞬間があったり
口数少ない患者様が少し言葉を開いたり
何気ないことなんですが
少しだけ変化があるんです。

そのほか些細なことで
心を閉じられる方々も
多くおられます。

心がガラス細工のようです。
かといって芯のある方も
多くおられます。



精神科の看護というのは
こういった何気ない変化を見出すことに
やりがいがあるなと思っています。

今でこそ時代も変遷し
精神科患者様も社会復帰をすすめられ
在宅で療養される方々が増えました。

これはとても意義の大きい
社会の動きかと思います。

そして時間もかなり使うのが
精神科の特徴だと思います。

視野が狭くものを知らない人ばかりが
済む社会が健康な社会だけでなく
様々な病を抱えていてもどんなんでも
共存できるそんな社会であるように

我々ができることは
多くあるのではないかといつも
思っています。

いかがでしたか?

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