幼児期の天敵・中耳炎

子育てについて

こんにちは!オカピです。
ナース歴21年。子育て歴12年です。
シングルマザーでもあります。

今回は幼少期の天敵であり
意外と多く見逃しやすい
中耳炎についてお話しします。

お気軽に読んでみてくださいね。

見落としやすい中耳炎

幼児の子どもはよく熱を出しますね。

インフルエンザ、アデノウイルス、
ロタウイルスなど
ウイルスの感染によるものや気管支炎、
肺炎など呼吸器系の病気など。


大抵ウイルスが原因であるならば
ウイルスをやっつける吸入薬の処方や
ウイルスが去るまで療養し
症状が軽快したら
普段通りの生活をおくれます。


肺炎や気管支炎などは
抗生物質の処方あるいは
点滴などで炎症をおさえ
症状が軽快したら
普段通りの生活がおくれる
・・などが一般的ですよね。

その中でも意外と多い、
また見逃しやすい病気があります。

中耳炎です。

中耳炎は耳の「中耳」という部位に
膿がたまり炎症を起こす状態をいいます。

ここでおさらい

耳の構造は外から
外耳⇒中耳⇒内耳となっています。

外耳は耳かきができる範囲です。

中耳炎はこの「中耳」というところで
炎症をおこします。
外耳と中耳の境は鼓膜です。

ちなみに内耳という部分は
脳みそに近いので
耳の機能やバランスをとる機能に
影響をあたえる所です。

放置で中耳炎が軽快することは
幼児の場合はほぼないそうです。

ほっておくと、膿が中耳より
奥の内耳までたまり
耳が聞こえなくなってしまうこともあるそうです。

なぜ中耳炎は見逃しやすいのか?


①自分で鼻水をかめない。

これは幼児が鼻水を
自分でかめないことにあります。


ご存知のように鼻と耳はつながっています。

なので鼻水はかまずに
ほうっておくと・・・。

のどの方に流れ、
気管支や肺に痰がたまり
肺炎または気管支炎となる場合と

耳の方に流れると、
耳に痰(膿)がたまり
中耳炎となる場合があります。

②抗生物質が効きにくい。
熱がでたら細菌を抑える
抗生物質が処方されます。

これらの薬は
大抵口から飲む内服薬です。

内服薬は口から胃から
腸に運ばれ吸収されます。

そこで気管支にいる
細菌を殺すことで
症状が軽快するのですが。

中耳にまでは到達しにくいようです。

なのでいくら強い薬を
処方しても中耳炎の治療をしないと
なかなか完治しないことが多いとのこと。

③耳と鼻の位置が近い
耳鼻科の医師が仰ることには
幼児は耳と鼻の位置が近いとのこと。

それで鼻水が耳にどんどんたまりやすく
中耳炎になりやすいんだと。

成長につれ骨格が発達し
耳と鼻の位置が広がれば
中耳炎になるリスクも減るようです。

④自分で言えない。

幼児は「耳が痛い」なんて
なかなか言わないです。


特に3歳までの子はつらくても
泣いたりぐずったりの場合が
多いと思います。


3歳過ぎになったらようやく
「おみみが痛いー!」て言えるかな?


個人差もありますが
オカピの子どもはうったえなかったですね。。

なので親は熱がでた
⇒小児科受診になりますね。

中耳炎に気づかない
オカピは小児科を何度も往復し、入院。
そこで初めて小児科の先生から
中耳炎でしょうねと言われました。

気づいたときはすでに
中耳炎が進行していたので
鼓膜切開し膿を取り出す治療を行いました。

これには本当に気づいてあげられないで
情けなかったのを覚えています。

中耳炎の予防はどのようにしたか?

オカピは次のように予防しました。

①中耳炎の原因となるウイルスを予防する。

中耳炎の原因となるものは
肺炎球菌が多いとのことです。

なので「肺炎球菌ワクチン」の
予防接種を行いました。

いつしか「肺炎球菌ワクチン」の
予防接種も任意から公費負担になりましたよね。


②鼻水を取ってあげる

幼児は自分で鼻水を取り切れません。
ドラッグストアなどで売っている
簡易の鼻水吸い取り器もありますね。

オカピの場合は、
それでは間に合わず3万円ぐらいする
家庭用吸引器を買いました!

最近はアマゾンや楽天などでも
もっと安く売っていますね。

朝、保育園から帰った後、
寝る前に必ず吸っていましたね。

かなり嫌がっていましたが・・。

③痰を出しやすい状況に保湿する

中耳炎は膿がたまります。
この膿とは痰ですよね。

なのでこの痰を柔らかくすれば
出しやすいのかと思い、
吸入器を(また!)買いました。

んで湯気をだし喉や鼻を保湿していました。

中耳炎の治療

耳鼻咽喉科に行く!

耳鼻咽喉科で早期に見てもらう!

これが一番効果的です。

ついつい熱がでた⇒小児科になりますよね。

ですが、耳鼻科も一緒に行っておくと安心です。

耳を診てもらえますし、
鼻水も吸引し「外耳」部分で取れる耳垢も
取ってもらえます。


なんなら耳鼻科だけでも
いいんじゃないかとさえ
オカピは思ってます。


だってもし気管支炎とかなら
喉も診てもらえますよね。


一番いいのは小児科と
併設している耳鼻咽喉科なんてのが
かなりベストかと思います(笑)

そんな都合いいところは
あまり見かけませんが・・。
あると絶対いいなあ。

3歳までは要注意

これはオカピの経験上独断と偏見です。

とにかく3歳まで子どもは色々要注意です。

ぐずりが多いのが2歳前後の年だと思います。

3歳過ぎたら・・・。

自分の痛いことが言えるようになります。
自分で鼻水が何とか出せるようになります。
自分の骨格が発達し鼻と耳が離れていきます。

なので3歳までは要注意。
全身に目を光らせてください。

※あくまで経験上の偏見です。

3歳過ぎても目を光らせることには
変わりないですが
だんだん丈夫になってきます。


自分で耳が痛いよ、
のどが痛いよ、おなかすいたよ、
お母さん太ったね。
なんて言わなくてもいいことまで
言うようになってきますよね。

子どもと一緒に親も丈夫になっていきましょう。

いかがでしたか?


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