汚いところは平気ですか?

ナースの特性

こんにちは!オカピです。
ナースで働いて21年になります。
ときどきケアマネージャーも行っています。

仕事で在宅で療養している方々に
訪問して体調管理を行ったり
しているのですが、色々な方がおられます。

そんな方々を訪問して思うところを
書きたいと思います。

良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

増え続ける在宅療養している高齢者

現在病院は「病気を治すところ」になり
入院日数が3週間以内と決まっているところが
殆どです。

これは現在の日本の
医療保険が高騰化し
財政が圧迫されているんですね。

そこで
国は「予防」に力をいれ
「在宅療養」に力をいれています。

これは
病気にならずに
健康な人々を増やす。
つまり
病気になっても
病気を悪化させない。
なるべく
入院せずに
家で暮らしていく。

という方向に
国民がなるように
様々な施策が施されています。

ここ数年
その施策に絡んだ事業が増えています。

その一つに
「訪問看護ステーション」というのが
あります。

オカピは現在訪問看護の分野で
働いています。

「家」に訪問するという事

前置きが長くなりましたが・・。

つまり「いえ」に訪問し仕事をします。

この「家」様々な暮らしがあります。

一人暮らしの方
夫婦二人暮らしの方
お子さん夫婦と同居されている方
実にさまざまです。

生活スタイルがそのまま
出ています。

オカピが働く訪問看護は
在宅で暮らしている人々が生き生きしていて
看護師として働く醍醐味はとてもあると
毎回思っています。

その中で
かなり強烈なお宅もあります。

「片づけられない方」のお宅と
「ペット(犬)を放し飼いにしている方」のお宅と
「野良猫が数十匹住みついている方」のお宅です。

まあこの3件共通しているのは

かなり汚れています。


足の踏み場もありません。

悪臭も強いです。

かゆくなります。

なのでこれらのお宅を訪問後は
靴下やユニフォームを着替えることが
たまにあります。

或いは失礼なんですが
シューカバーという
靴下を保護するビニールカバーを
もって訪問することも
あります。

このようなにおいの中
汚い中、体調管理の仕事をします。

強烈なのはペットを放し飼いにしているお宅

猫や犬を放し飼いにしているところは
体調管理など仕事にならないので
看護師が介入している間はゲートをつけてもらい
近づけないようにしていますが・・。

犬はともかく猫の放し飼いは
結構多く、例えば
お熱とか血圧を測っている最中に
猫がよってきたりしています。

オカピの職場では
次に訪問できる状態で看護師がいないと
困るから、と。

猫や犬がおられる利用者さんには
あらかじめ別に重要説明事項をとって
厳重に制限をかけています。

汚い部屋をドラクエレベルにして戦うつもりで挑む

このように在宅にかかわる仕事は
さまざまな家があるので
汚い部屋にあがりこむのに
抵抗があるかたは
訪問のお仕事を毛嫌いされるナースも
多くおられる現状です。

オカピはわりかし
汚いところにもずんずん平気で
進みます。

あとで洗えばいいじゃんと
思うからですね。

今まで様々なお宅を訪問しましたので
最近はオカピの好きなドラクエを
たとえにして
最大汚いのが
「魔王」レベルとして。

散らかっているだけだったら
「スライム」レベルとか。
床が脂でべとべとして
ゴミが氾濫しているのなら
「バブルスライム」レベルとか。

においもきつく
猫の毛が落ちている
足の踏み場もなく
床もべとべとしている
とかだったら

久々にきた!
「ゴーレム」レベル!


とか・・・(笑笑)。

ペット関連が
影響するとレベルが
グーン!とアップしますね。

勝手にレベルをつけて
自身の心を落ち着かせて
戦いを挑むつもりで
仕事を行います。

当の利用者さんはどう思われているのか?

「汚いとわかっているけど
自分ではどうしようもできない」と
思われている方には
ケアマネジャーに連絡して
掃除のプロフェッショナルである
「訪問介護」さんなどに
サービス介入をお願いしています。
(※訪問介護さんに依頼する時は
要件があります。)

すると徐々にでは
ありますが
きれいになってきます。

このように
良い方向になるといいのです。

ですが中には
そのお宅に住まれていることが
ふつうであり
「汚い」という意識が
ない方もおられます。

その方の価値観というのが
現れます。

それらも含めて
在宅での関わりが
大事で難しいところもあります。

訪問看護師のだいご味

もしあなたが訪問看護師を
目指そうと思われたら
いろんなお宅があります。
汚いところもありますし
それは避けられません。

ですが
在宅で暮らされている方々の
表情は生き生きしています。

小さな小さな良い変化が
目に見えて現れます。

そして我々ナースが
訪問することを
心から喜んでくださってます。

楽しいですよ!

ぜひ訪問看護の世界も
覗いてみてほしいなと
思います。

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