医師との付き合い方

ナースの特性

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしています。

今回は普段お仕事で
お世話になっている
ナースの仕事に欠かせない
医師とのお付き合いについて
思う事を書こうと思います。

オカピは今まで色々な病院で働いていましたが。
そのうち6年間の神奈川県の病院で働いてたんですね。
その他は10年間ほど地元の病院でした。

つくづく実感するのは
都心部である神奈川県と地元H県の田舎では
医師とナースの関係性が明らかに
違うということです。

良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

大学サークルの先輩後輩のようなフランクな関係

都心部での医師とナースの関係を
例えるならば
大学サークルの先輩後輩のように
フランクなものです。

この場合先輩→医師、後輩→ナースを
指します。

あるいは夫婦で例えるならば
共働きの夫婦です。
お互いに仕事をもち役割分担が
あるということで
理解が相互にある関係です。

この場合夫→医師、妻→ナースを
指します。

一応医師という存在を立てますが
必要以上に気遣わず、
挨拶など礼節をわきまえていれば
良好な雰囲気の中で
仕事がスムーズに運べます。

ただフランクになり過ぎて
医師とナースの間で
仲間意識が強すぎるあまり
私情に走る医師やナースも
おられる傾向もみられることも
ありました。

師匠と弟子のような関係

対してオカピが働いていた
地方田舎の医師とナースの関係を
例えるならば
職人の師匠と弟子のような
師弟関係です。

この場合もちろん
師匠→医師、弟子→ナースを
指します。

あるいは夫婦で例えるならば
亭主関白のいわゆる
「男子厨房に入るべからず」の
傾向が強い、妻は夫の言うことを
聞くべきという考えが強い関係です。

もちろん夫→医師、妻→ナースを
指します。

医師の指示受けや話しかけでも
医師の一挙一動にナースは集中し
それに応じ動きます。

それこそ医師が
「〇〇さん、入院した?」と
ナースステーションに入るや否や
ナースはカルテをさっと取り出し
医師の座るスペースをさっと
確保し、ペンを用意し
そばに立っています。

医師が病棟で処置をするとき
ナースが介助することは
良くあるのですが、
ずっとナースが付き添わなくても
いい時が必ずあるのに
ナースは絶えず付き添っています。

医師の機嫌を伺うのも
ナースの仕事のうちなのだろうなと
思うくらいに、オカピが勤めていた
病院ではかなり医師が天狗のように
のさばっていました。

医師の過密スケジュール

病院勤務の医師は超多忙です。

朝は外来があり昼からは手術室、検査室、
また病棟に出向き、指示出し、
そしてそのまま当直・・などの流れで、
自分の担当の患者様の急変事態にも
絶えずコールがあります。

その間に論文原稿を書かれたり、
学会発表の原稿や資料を作成されたり、
医療機器の営業の方と開発商品についての
意見を交換したり、
教授回診に合わせ、治療計画を作成したり・・。

ボーっとしている医師は見たことがありません。
それに多忙過ぎて自宅に帰れず
病院にずっと寝泊まりしている医師も
オカピが働いていた頃はたくさん
おられました。

なので
ナースの話し方が生意気だったり
無作法だったり、あるいは
焦点が定まらないことを伝えた時に
イライラされる医師もおられるんですよね。

実際オカピも
とんちんかんなことをたくさん聞いたりして
医師に呆れられたり、
叱られることも多くありました。

ただその叱られる原因は
医師がかなり過密スケジュールの中で
働いているのだという尊重が
オカピに不足していたなと思います。

地方に行くほどふんぞり返る医師多し

あくまでオカピの偏見でしかないですが。

地方に行けば行くほど
ふんぞり返る医師率は高いです!

具体的には
とにかく何もしません。

あと必ずと言っていいほどですが
出したものを片付けません!


座っていれば、カルテも
お茶も、指示受け簿も
診療計画書などの記載の用紙も
すべてナースが出してくれる。

また出したものは出しっぱなしだが
ナースが片付けるだろう。

おれは知らん、私は知らないなど
勘違いの医師もいます。

これはかなりやっかいです。

こういう医師に限り
ややこしい点滴メニューの内容だとか
指示受け用紙に日付が記載していない
初心者ミスも見られました。

のさばらせているのは
ナースの必要以上の
気遣いと甘やかしだとも
思っていました。

良いチーム医療に向けて

オカピは先輩ナースなどナース間で
培ってきた経験もありますが、
医師から教わったことも数多くありました。

緊急事態が起きやすいので
急変時のたびに医師とチームワークを
はかり、急変に対応していたことで
医師との信頼関係も生まれました。

徐々にナースとしての経験値を
上げていけば、医師からの信頼も
積み重なってきますし、

これは医師に限らずだと思いますが
他職種に対する尊重の態度を
持っていき、こちらの態度を
改めていくことで、
良好な雰囲気の中で
医師との連携が図れるものとも
思います。

チーム医療の停滞を懸念

それまでの地方の病院では
師長やベテランナースが
かなり医師に気を遣い
本当にやりにくいものでした。

そこでは医師は天狗のように
反り返っており、
ベテランナース達の医師への
お膳立てが半端なかったのです。

上司である師長やベテランナースが
気を遣うと、どうしても
若手のナースは「右へ倣え」に
なってしまいます。

医師が飲み干したコーヒーなどの
空き缶をナースが片付ける。
出しっぱなしのフィルムも
ナースが片付ける。

医師が出したタオルも
ランドリーに入れる。
医師の呼び出しには検査中だから
1時間待って連絡しましょうと
1時間残業する。

もちろん悪い事ではありません。
それを行うのが苦痛でない方は
良いと思います。

オカピは
なんでそこまでしないといけないの?と
いつも思っていたので。

そこに対して意気揚々として
行うナースが本当にうざったく
思いました。

「あなたらがそこまで
医師をのさばらせているから
仕事が不効率なんだよ」

「あなたらがそこまですることで
若手ナースもマネするんだよ。」

なんて口には出していないけど
毛穴からは発信していたかも
しれませんね。
いつも不満に思っていました。

ナースの業務以外のこと
医師への気遣いでおべっかを
必要以上に気遣い
残業をしているナースも多かったです。

こういう雰囲気が
結局は医師を甘やかし
天狗にさせているのだと思いました。

引いてはチーム医療の
停滞にもつながるなとも思いました。

今はどんな体制か。
良い方向に発展してほしいと
心から願わずにはいられません。

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