終の棲家である施設での日々

ナースの特性

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしています。

今回は数年前に働いていた
特別養護老人ホームでの
ナースの仕事について
書こうと思います。

良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

特別養護老人ホームとは

皆さんは
「特別養護老人ホーム」のことを
ご存知ですか?
「特別養護老人ホーム」
「特養」とも言います。

介護保険法に定められている施設で
現在は要介護3以上の介護認定が必要になった
状態の65歳以上の高齢者が入所する施設と
なっています。

施設入所費用が介護保険法で定められており
安価なことから、現在も入所待ちの高齢者が
後を絶たない施設です。
(入所待ちの状況は地域差があるようです。)

オカピが働いていた「特養」は
120人の入所者さんがおられました。
要介護3以上の高齢者の方で
寝たきり状態にある方、
認知症の方、
ご飯が食べれず胃ろうを増設されている方
がいらっしゃいました。

特養でのナースの役割

特養でのナースの役割は
「入所者さんの体調管理、感染予防」
「介護士さんとの連携」です。

特養のナースは夜勤がないのです。
介護士さんが夜勤勤務をされているので
介護士さんから夜間帯に起きた出来事などの
報告をうけたり、呼び出しがあれば
かけつけて対応していました。

病院と違って
酸素管理や心電図モニターなどの
医療機器もないので、
異常の発見がふとした生活の動作や
食事の食べ方が遅かったりなどで
異常を発見するという視点が
必要になってきます。

ですが
病院と違って
点滴などの医療行為もなく
生活の場なので
ゆったりとした流れの中で
働くことができるとは思います。

施設の怖さ

ただ同時に施設というのは
一つの所に沢山の入所者さんが
暮らされているところでもあるので
冬場のウイルスが流行る季節は
大変怖いところでもあります。

特に怖いのは
ノロウイルスと
インフルエンザウイルスです。

この二つは
感染力が非常に強くまた、
広がりやすいことが特徴です。

インフルエンザウイルスがはやる
冬場には面会禁止をかけている
施設も多いと思います。

高齢者というのは
とくに特養に入所している
高齢者さんは
要介護3以上の方であり
寝たきりの状態にある方が
多くいらっしゃいます。

こういう状態にある方に
インフルエンザに罹患してしまうと
すぐに体力が落ち、
食事がとれないまたは
「誤嚥」という状態を引き起こし
肺炎にかかって重篤にいたることも
多いです。

インフルエンザなどのウイルス感染症が
はやる時期の冬場は広がりやすいのです。
感染予防、点滴処置、予防接種
環境整備などなど
職員は休みなく動き回ります。

夏場と冬場が峠

前述したように冬場はインフルエンザや
ノロウイルスがはやり、
その病気にり患した入所者さんが
生命の危機に陥ることもあります。

また夏場も入所者さんにとっては
体力を奪い生命の危機に陥る時期であります。

もちろん施設だから
空調は整えているのですが
日差しの強さだったり
夏場は体力を消耗しやすい時期ですね。
脱水をきたしやすいです。

高齢者にとって脱水は大敵です。

その夏場と冬場を
乗り切れば、
また優しい季節の秋、春がやってくるので
少し落ち着いてくるんですけどね。

愛らしい高齢者たちとの貴重な時間

人生の大半を生きてこられた
愛らしい味のあるおじいちゃんや
おばあちゃんがいらっしゃいます。

その方たちとの時間はとても
貴重であり楽しくまた穏やかでも
あり、時には生命の終わりのステージに
対峙するシビアなこともあります。

また夜勤がないので
子育て世代のママさんには
働きやすい職場でもあると思います。

高齢者が好きな方
高齢者看護に興味があるナースは
ぜひ特養で働くのを
検討されてみても
良いと思います。

いかがでしたか?

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