整形外科での働き方

ナースの特性

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしています。

今回は「整形外科」の診療科の
特徴を踏まえ
ナースの仕事の内容について
書きました。

良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

運動器にかかわる器官の病気にかかわる診療科

いわゆる整形外科とは
運動器と呼ばれる
骨、筋肉や靭帯、腱の病気。

脊髄にかかわる病気。

いろいろありますよね。

代表的なのが
「骨折」
骨が折れる状態です。

今回はこの
「骨折」にスポットをあて
整形外科でのナースの働き方を
書きますね。

整形外科では
整形外科ならではの
療法があります。

多分整形外科でしか
使用しない
医療器具も多く
そういうことも
整形外科の特徴でも
あると思います。

骨折の代表的な治療である整復(牽引)、固定

骨折とは「骨が折れる」状態をいいます。

骨が折れたらまず
折れた部分の身体は
動かせません。

なので折れた部位の骨を
正しく元の位置に戻す
「整復」という治療があります。

医師の手により整復する方法も
ありますが。
「牽引」というベッドに錘(おもり)を
置くことで、正しい骨の位置に
整復できるよう
持続的に引っ張って不可をかける
治療があります。

これらの「整復」方法では
治らない場合は
「手術」という治療になります。

余談ですが
「突き指」などしてときに
指をかばうために
「テーピング」などをしますよね。

動かせる範囲のことを
「可動範囲」と呼ぶのですが。

テーピングも
一種の整復方法で
捻挫や脱臼を防ぐために
可動範囲の制限を行ったり
怪我の再発を予防するための
方法として行われます。

整形外科ならではの特殊な医療器具

このように整形外科は
牽引をはじめ、骨を動かないように
固定するギプスや、コルセット、
シーネ、三角巾、などなど
色々特殊な道具があります。

車いす、松葉づえなども
そうですね。

牽引が必要な方には
牽引がずっと行えるように
ベッドに牽引をセットするのも
ナースの役割です。

他にギプス固定の介助を
行ったり
シーネの固定介助や
三角巾固定など
ナースの役割は大きいです。

それぞれの目的に応じて
使用する道具が異なるため
目的を理解しつつ
正しい方法で道具が使いこなせる
ようになるのも
整形外科ナースのだいご味だと
思います。

骨と体の動きをしりつくす

人の骨は200個ぐらいの骨から
成り立っています。

骨と骨とは関節でつながっており
靭帯で補強されていますね。

これらのどこかの部位にけがなどで
支障があったときに
整形外科の出番となってきます。



そこで働くナースは
解剖をしることももちろんですが
骨と骨が関節でつながっている部分が

どこまで動かせるか


正しい骨の位置はどうか


骨折に伴い神経の障害はないか

ということを
念頭に入れて看護にあたっていきます。





整形外科の最初の診察で
関節可動域テストというものを
医師が行うと思います。

これは人体の
関節の動きの動かせる範囲があって
正しい動かし方で
どの程度動けるのか
をみていくものです。

訪れた患者さんが
どのぐらい体が動かせて
どこの動きの時に
どれくらい動かすのに
支障をきたしているかを
調べるテストです。


医師がそれをみて
診断される材料にも
なるとは思いますが。

整形外科ナースは
実際看護にあたるときに
どういった動きがよくて
どこまでなら動かせるが
どういう動かし方が禁忌なのかを
知っておかなければなりません。

平たく言うと
太ももの骨を骨折している人は
歩かせてはいけませんよね。

腕を骨折している人は
骨折している側で
かばんを持ってはいけませんよね。

こういったことを
知っておかなければならないし
そうすることで
骨が再びくっつく(骨癒合といいます)に
どのくらい影響があるのかを
知らないといけません。

骨折が治ったらリハビリを

骨折している間は
ギプス固定や牽引固定などで
骨折しているところは
動かせませんので
その間は筋肉はどんどん
衰えていきます。

足の骨をおったら
骨がくっつくまで
骨折した部位にもよりますが
立つこともできません。

立つこともできないままだと
自宅に退院できないので
退院できるめどを
患者様と一緒に考えていき
「トイレに一人で行ける」
「浴槽につかれる」
「階段を上り下りできる」
など目標を決めて
リハビリすることが大事です。

これらは理学療法士さんや
作業療法士さんらと
協力し合って、普段の動きの中に
どのように気をつけていければ
よいかなど
患者様やご家族に
指導していくのも
ナースの役割です。

また整形外科は子どもから
高齢者まで年齢範囲が広いです。

スポーツリハビリテーションにも
深くかかわっています。

スポーツを行っている
人にも深くかかわる領域なので
スポーツに興味があるナースは
整形外科で働くと
身体の運動器の仕組みがわかり
テーピング方法など覚えておくと
便利なのかなと思います。


いかがでしたか?

ナースの様々な働き場所である
病院の中にある診療科について
今回は
整形外科での働き方を
書きました。

他の診療科も書いています。
オカピの偏見ですが
ご興味ある方は
読んでみてくださいね。

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