離婚した後の景色

シングルマザー

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。


この記事を読まれている方の中に
シングルマザーの方もおられるといいなと
思いながら書いています。

オカピは10年前に
シングルマザーになりました。

離婚の原因は
元夫との夫婦生活が破綻していたこと
いわゆる書類上でいうと
「性格の不一致」
によるものですが・・。

一言ではよもや
言い表せないものがあります。

離婚され
シングルの立場になった方は
多かれ少なかれ
そういう割り切れない思いを
抱えながら
「バツイチ」(あるいは「バツニ」)の
立場になっているのでは
ないでしょうか?



戻れない道

離婚届を出してから
シングルマザーとなりましたが。

離婚してから二年間
オカピは子ども達を
月一ペースで
元夫に会わせていました。


元夫が子ども達と
楽しそうに遊んでいる姿をみて
一緒にご飯を食べている姿をみて
このまま離婚前のように
一緒に同じ家に帰って
過ごすことはもうないんだな・・・と

元夫がたたずんでいる背中をみて
もうこの人に寄り添う事も
ないんだろうな・・・と。


切なくなることが多々ありました。
(元夫はそう思っていないと思いますが(笑)。




別々に二手に分かれて
別々の車で
「じゃあね」と
帰るのがすごく
不自然な感じでしたね。

離婚したことは
かなり悩んで
心に決めて決断したことですが。

すごくすごく
大きな喪失感がありましたね。



元夫と別れて
車の中で
「お父さん、どこに住んでるの?」と
子どもに聞かれるたびに
「〇〇県だよ。ちょっと遠いところだね」と
答えると
子どもが
「虫さんが住んでたおうち?」と
言うんですね。

「そうだよ・・。
虫さんがいっぱい住んでる
おうちに一人で住んでるよ」と
切なくなりながら
答えていました。

関連記事はこちら

→虫屋敷での毎日


戻ることはできない道に
進んでしまったんだという

大きな海の中に
3人放り出されたような
不安がいつまでもありました。


心は閉じていても、とにかく動く多忙な日々

シングルマザーとなってからは
世帯主になったということもあり
色々なことを担います。
何より働かなくてはならない。


離婚して10年経過し
あの当時を振り返ると

新たな生活をスタートさせるのに
しゃかりきに動いていたと思います。

ただ違和感が常にありましたね。
新しい環境を
受け入れて生活していくのに。

20年ぶりに戻ったふるさとでの生活。


田舎でもあり
シングルマザーに対し
少し偏見めいたものもあり
閉鎖的な環境でもあったことも
大きかったです。


オカピにとって
ふるさとは
窮屈この上ない場所でした。



ただそんな
閉鎖的な田舎でも
オカピは
子ども達を育てていくのに
精神的に
オカピの両親、特に母親の助けが
どうしても必要でした。


矛盾しているのですが。
離婚を選択したにも拘わらず
一人きりで
育てていく自信が
全くなかったのです。


両親と子供以外は
誰とも会わずに
隠れるようにして
生きていました。

働いていたので
最低同僚とは
顔を合わしていましたが。


必要最低限の
会話しかしておらず
貝のように
心を閉ざしていました。


離婚してから
人間不信であり
自分のことが
全く信じられなくなり
自己嫌悪の日々が
かなり長く続いていました。



朝早起きしてご飯をつくり
子ども達を起こし
身支度して、
保育園に
子ども達を送迎して
出勤して・・。
帰ったら晩御飯をつくり
家事をして、、と。

子どもの通園バッグを
作ったり
子どもを病院へ受診したり
両親にあずけ
休日出勤したり

一連の忙しさを
繰り返していましたが。

子どもの寝顔をみるたびに
子どもの笑顔を見るたびに

「こんな母親でごめん」
「あなたたちから
父親をなくしてしまって
ごめん」と
後ろ暗いものが
常にあり
罪悪感にかられていました。

「おかあさん」と
子どもから笑顔を向けられても
後ろめたいものが常にある
臆病さがありました。

「前を向こう」といつしか覚悟をもてるようになる

辛く暗い思いがあっても
時は無常に動きます。
一日、一日と
やり過ごしていくうちに

子どもはどんどん
成長していきます。

そんな子ども達の
姿を見ていくうちに

いつしか
「前を向こう」
「私が親だ」と
オカピの中に
覚悟をもてるように
なりました。


自然と
「お父さんはそばにいないけど
お母さん、がんばるからね」
そう思えるようになりました。


「この子たちの手は
決して離さない」
「守るべきものを
守るべくして守ろう」
そう思えるようになりました。


たぶんそれは
色々なことに
助けてもらい
恵まれていることを
知ったからだと思います。


両親やオカピの弟妹をはじめ
弟妹の嫁さん、旦那さん、
会社の同僚、ママさん達
色々な方々に
色々な場面で助けてもらい
そのおかげで
子ども達やオカピの今があります。

シングルマザーとなって知る景色

シングルマザーとなって知る景色は
どこかリアルに厳しくて
欠けてしまった部分が大きい
心細い世界でもあると思います。


冬の朝のような
きりりとした、また
秋の夕陽のような
もの悲しさもあると
思います。

ただどこまでも
クリアであると思います。


子ども達と
ゼロから作る景色。

子ども達と決めるルール
子ども達とはぐくむ生活・・。

それは
心細く、心もとないけれど
確かなものであります。


きっと
自分が頑張った分
子ども達と向き合った分
一人親という孤独と
向き合っている分



豊かな色彩で描かれた
景色になっていたいなと
思います。


離婚して得るもの

苦労の絶えない日々ですが

言い訳が少なくなっていくのかなと
思います。

やるべきことを
優先して生きていかざるを
得ない生活の繰り返しで

余計なものが
そぎ落とされていく
生活になっていくと思います。

お金も限られているので
見栄を張る必要も
なくなりますしね。


あと人に対しても
求めなくなるんですね(笑)。

元夫は
ここ8年程養育費不払いとともに
音信不通です(苦笑)。

どこでどうしているんだか(汗)。







オカピは
現在離婚して10年経ち
「離婚してよかったな」と
今は思えるようになり
毎日貧乏ながらも
おかげさまで
楽しい平穏な日々を
過ごしています。

これらが
オカピが得たものです。







いかがでしたか?

この記事を読まれている
シングルマザー
あるいは
シングルファザーの方々。



離婚を決断されて
どのような景色が
映っていますか?


その景色が
これからの貴方と
貴方のお子さんたちを
鼓舞してくれる
勇気づけられるものであるよう
願ってやみません。


先はまだまだこれからです。
身体に気をつけ
お互いにぼちぼち頑張りましょう!

関連記事はこちら

→一人で出来ることはたかが知れている


→一人親の独り言

→シングルマザーということ

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