点滴管理~ナース同士の連携~

ナースの特性

みなさんこんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

今回も輸液セットを使用する場合の
留意していきたいことを
書こうと思います。

点滴管理についての
過去記事はこちら


→点滴管理において看護師が留意していきたいこと~その1~


→点滴管理において看護師が留意していきたいこと~その2~

→点滴管理の滴下調整で留意したいこと

あくまで一人のナースとしての
経験談をもとにした記事ですので
何らかの参考にされてみてくださいね。

医師の指示内容をつかむ

まず点滴はどうして行うのか?

目的が色々あります。

検査や手術、または術後などの補液
脱水、食事がとれないための補液
発熱があり抗生物質を投与するため

などなど。

そういう時に医師から点滴について
さまざまな指示があります。

指示例です。

「〇(薬品名)500㎖を合計2000㎖24時間かけて投与」
②「〇(薬品名)500㎖を2~3時間で投与。」
③「〇(薬品名)を80㎖/時間投与。」
④「何時までに〇(薬品名)500㎖を1本投与。」
⑤「〇(薬品名)を時間40㎖で投与。朝食全量摂取で終了。」

等の指示があります。

看護師は
医師の指示を解読するのが大事
かなーと思います。

何を目的に点滴をするのか。
どの程度補液が必要なのか。
ある程度状態し、食事がとれて回復したら
終了してもいいのか。



例えば
術後は必ず点滴が必要なんですが
抗生剤など内容は
クリティカルパス通りでいいのか。

留置針を置いておくために
生理食塩水での止血防止は必要か。

大抵どの病院もルーチン化されている
指示があります。

が、ルーチン化の指示で問題なく
投与される方と
基礎疾患などがあり
点滴投与時に留意しないといけない方など
さまざまなので。

そういう特性を医師に報告しながら
その都度指示を仰ぎ、
安全な点滴管理がなされるように
ナース同士で連携していくことが
大事かなと思います。

滴下調整してみましょう。

その指示を踏まえた上で
輸液セットを選択し
滴下を調整していきます。


①「〇(薬品名)500㎖、計2000㎖を24時間かけて投与」
指示を例にしてみましょう。


〇(薬品名)500㎖を計2000㎖を1日かけて投与してくださいという
指示です。
これは500㎖を4本24時間かけて投与するという指示です。

使用する輸液セットは成人用輸液セット1㎖≒20滴です。

今回は計算式を用いて滴下数を出します。

投与量÷投与時間(分)×1㎖あたりの滴下数

2000÷1440×20≒1.388・・・×20
≒1.38×20≒28滴

1分間≒28滴
30秒=14滴
15秒≒7滴
と概要ですが、滴下調整していきます。

点滴筒から滴下する薬液と
自分の時計をにらめっこしながら
滴下調整していきます。

この滴下調整にあまりにも
時間がかかってしまうと
患者さんから少し不安がられます(汗)
患者さんの熱い視線を下から
浴びながら、オカピは滴下調整していました。
熱い熱い・・。熱視線・・。


この滴下調整が。。。
少しの指の動きで
早かったり、遅すぎたりするんですよ・・。

その親指と人差し指の微妙な動きで
見事滴下調整をして
よし!!となったときは
自分って天才!と思っていました。

そして何度か訪問した時に
患者さんの滴下具合が
変化なく、輸液が
予定通りに投与されている時には
自画自賛この上なかったですね。

さてナースはこれで仕事終わったわけでなく
山積みの仕事が待っていますので
気持ちが焦り、無言で立ち去りたい!ところ
なんですが・・。
患者さんが不安がるので
くれぐれも無言で立ち去らないでくださいね(笑)。


点滴順調に落ちてますよとか
何か痛くなったりしたら教えてくださいね、と
ナースコールを握ってもらうなど
してくださいね。

ナース同士の連携

自分の勤務帯だけで点滴が終了しないことも
あります。

自分が休憩時間中に
点滴を更新しないといけない
こともあります。

上記の指示
「〇(薬品名)500㎖を合計2000㎖24時間かけて投与」
で点滴が開始されました。

次にナースが行うことは
500㎖を4本投与するので
それぞれの投与時間を
記載した点滴ボトルを
点滴室に置いておく。

休憩時間に入る
勤務帯が終了するなどで
別のナースに更新を依頼することに
なるときに
わかるように準備する。
・・・ですね。

あともう30分後に1本目が
終了しそう。。という時には
点滴台に2本目をぶらさげておくのも
親切です。

ぶら下げる2本目の点滴にアルコール綿を
添えておくと親切この上なしですね。

要はナースステーションに
帰る手間を防ぐことを
してくれているとありがたいですね。

これをしているナースは
できるな!と思うし
その次の日からエースと
呼ばれること間違いないでしょう。


点滴失敗は引きずらない

点滴が漏れていた、刺したが血管確保できなかった
など失敗することもありますよね。

人間だもの。

オカピもしょっちゅうです。

二回までチャンスをもらい、それでも失敗した時は
他のナースにバトンタッチです。

失敗すると苦手意識は芽生えるし
どうしようと思ってしまいます。

ですがこの後も患者さんとの対応は
続いていくので、自分の気持ちを
切り替えていくしかないなと思います。

真摯に謝り、誠実に対応していくしかない。

と思っています。

フォローしてくれたナースは
この時まさにヒーローもしくは
女神ですよね。

ピンチの時に救ってくれたナースは
後光がさしているかのように
オカピにはまぶしくうつったものでした。

非常時にナース同士で
助け合えるのも
ナースの仕事のだいご味だと思います。

いかがでしたか?

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