ハードル高い刺激伝導系!おさえておくと大抵の不整脈はバッチリ。

心臓オタク

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

今回は循環器の基礎である
刺激伝導系について
書きます。

しょっぱなから
聞きづらい
小難しいタイトルを持ってきました!


多分循環器ナースにとっては
なじみがある言葉であろうと思いますが

大多数の方は
なんのこっちゃですよね。


刺激伝導系とは
心拍数をつかさどる
歩調とり=ペースメーカーのことで
心臓が動く仕組み
みたいなものなのかなーと
オカピは勝手に解釈しています。

この刺激伝導系が正常に
働くことで
心臓の拍出が一定のリズムをもち
一定の回数で行われ
全身に血液をおくる
ポンプ作用がなされます。

心拍数というのは
心臓が1分間に血液を送る拍動の回数のことを
刺します。
心拍数は1分間に安静時、
60~100回拍動します。

これに対し
脈拍は体の各部の血管が
1分間に拍動する回数のことです。

ちなみに心拍数と脈拍数は
正常の場合であれば同数です。

ただ
刺激伝導系に異常があるときに
不整脈を生じます。

この時
必ずしも
心拍数と脈拍数が一致しない場合が
あります。
例えば心房細動という病気があると
こういうことが起こります。


なぜこういうことが
起こることがあるのでしょうか?


答えは
刺激伝導系の仕組みをしることで
どういうことが起こっているのかが
明らかになってきます。

ぜひ循環器を目指しているナースに限らない
ナースの皆さん!!
刺激伝導系を熟知していきましょう。

刺激伝導系を整理すると
心電図の波形への理解にもつながります!

刺激伝導系は心電図の波形とセットで覚えよう!!

刺激伝導系は
洞結節→房室結節→ヒス束→左右両脚・プルキンエ線維という流れで
電気信号を送っています。


右心房にある洞結節というのが
発電所にあたります。

そして房室結節というのが
中継地点であり
関所です。

房室結節を必ず突破して
下の心室へと電気信号を
送ります。

この洞結節というのが
自動に発信する機能をもっており
ここから
房室結節→両心室にある左脚・右脚・プルキンエ線維まで
信号をおくること1分間に60~100回を繰り返す。

これが正常な心拍数の成り立ちです。


小難しいのですが
不整脈の代表的な病気
心房細動
またペースメーカーを植え込む原因疾患である
房室結節ブロックなどは
この刺激伝導系を
おさえておくと
大抵の道理がわかります。

心電図波形の成り立ち




発信元である洞結節が
sinus node(サイナスノード)というので
正常な心拍のことを
サイナスリズム
sinus rhythm
と呼んでいます。

心電図特徴
リズムが60~100回/分
P波はあること
P-P間隔とR-R間隔が一緒
などあります。


洞結節は右心耳という
右心房の端にあるのですが。
右心耳以外の所で
異常な電気信号が発症することで
おこる病態を心房細動といいます。
心房が細かく震えるという意味で
atrial fibrillation
afリズムと呼んでます。

心電図特徴
リズム不規則。
50以下から100以上/分もあることも。
P波がない
R-R間隔が一定でない
f波をみとめる
などあります。


この刺激伝導系の仕組みを
整理していると
自然と心電図に現れる
波形も理解しやすいかと思います。

また次回は
刺激伝導系と合わせて
心電図についてもっと
掘っていこうと思います。

いかがでしたか?


オカピは自称心臓オタクです。
心臓の仕組みを知れば知るほど
面白いですよ!


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生まれてから死ぬまで働き続ける心臓

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