心カテ室ナースの役割~左心カテーテル検査の流れに沿って~

心臓オタク

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

オカピは心臓オタクです。

オカピが心臓オタクの理由が
知りたい方はこちら
→心臓オタクになった理由


オカピは以前心臓カテーテル検査室
(心カテ室)で働いてました。

心臓カテーテル検査について
関連記事はこちら
→心臓カテーテル治療・検査について


今回は心カテを行うにあたり
ナースの役割を
20年前の経験をもとに記事にしました。

20年も前のことなんで
かけ離れている部分はかなり
あると思いますので
カテ室マニュアルとは
かけ離れています。

カテ室看護師のモチベーションの
を記事にしました。

良かったら読んでみてください。

ナースの働きは検査全体の流れを把握して何をすべきかを準備する

左心カテーテル検査の内容は
血管(左冠状動脈、
右冠動脈)の造影、
左室造影検査が
スタンダードなコースです。

このスタンダードな
左心カテーテル検査でわかることは
こちら
→心臓カテーテル検査でわかること


カテ室ナースは
検査前に件数や
検査内容を把握して
医師やコメディカルスタッフと
コミニュケーションしていきましょう。

各カテ室スタッフ間で
共通認識として大事なのは
患者さんの状態
検査内容
穿刺部位
使用する造影剤の内容
ヘパリン使用量
などです。

シースの号数が大きいほど、シースの径は太く出血のリスクは高い

心臓カテーテル検査でのリスクは
動脈を穿刺する
ヘパリンを使用する→出血リスク
造影剤を使用する→腎臓への負担
また穿刺した部位がどこか→安静の範囲が
大きく変わる。
などです。

検査後は病室に戻られるので
カテ室ナースは
病棟ナースと
連携していきましょう。

検査前に病棟ナースから
抗血栓剤の内服の有無や
出血傾向などがあるかなどの
情報収集も必須ですね。

カテーテルの際にデバイスである
シースを用意します。
このシースの号数は
患者さんの穿刺部位の動脈の径の
大きさだったり
検査や治療によっても異なってきます。

シースの号数が大きいほど
シースの径は大きいので
出血のリスクは高まります。

またLVG(左室造影検査)は
造影剤を多量に使用します。

LVGをするとしないでは
造影剤の量がかなり違います。
透析患者さんや腎機能が低下している
患者さんは、行わないことも
あります。

このように造影剤のリスクや
入れるシースの太さなどで
出血リスクが左右されるなど
把握して、検査時、また
検査終了後も病棟ナースに
伝達していきましょう。

外回りの動きは全てナース

また医師はカテ検査をしているため
滅菌手袋をしています。

清潔なもの以外
さわることはできません。

ということは
すべて
ナースが動くしかないんです。

医師が指示する薬液を準備したり
救急カートを準備し
DC(除細動器)をスタンバイしたり
気管内挿管のセットをしたり
酸素を投与となると
カヌラかマスクかを確認し
医師に指示確認し開始するのも
すべてナースです。

場合によっては
シースから血液を採取して
血液ガス分析など
検体提出する場合もありますので
検査室に連絡とったり
検体を運んでもらうよう看護助手さんに
依頼したり・・など

とにかくすべて動くのは
ナースです。

20年前の話ですが
オカピは何度も忙しさで
泣きそうになりながら
アンプルカットしてました(笑)。

また検査結果によっては
直ちに治療をそのまま行う
という緊急性が問われることもあります。

その時は本人だけでなく家族の
同意が必要になってきますので
家族に検査室まで
来てもらうなど病棟ナースに
連絡する・・なども行う事もあります。

ナースは検査全体がどのように
流れているのか
どういうことが起きているのかを把握しながら
とにかく動くのです。

最初は無我夢中です。
動いているうちに分かるようになります。
出来るようになります。

全体を見守る役割をするのがナース。スタッフみなとコミニュケーションとっていこう

心臓カテーテル検査は
じつに色々なことが起こります。

検査の中で今どういう流れか
これから何をするのかを
予測しながら、また
どういう動きが必要か、
全体を見守る役割をします。

医師だけでなく
コメディカルスタッフとの
連携は大事です。

CEさんがAラインの圧設定をしていたり
RTさんが冠動脈を角度を変えて
映していたり
次はここを映すかなとか
予測していく。

普段からコミニュケーションを
とっていくといいですね。

特にCEさんやRTさんは
医師のそばで機器を
操作することから
「これから医師が何をしたいのか」を
知っています。

お互いの仕事を知ることは
理解にもつながるし
良いチームワークも生み出します。

看護師の仕事だけに
集中するのでなく
検査全体を見守る中で
スムーズに検査が安全に
かつ早く確実に行われるように
一歩先を見た動きが
大事になります。

またその動きが
結局は患者さんの安全に
繋がることだと思います。

必要以上に照射されないよう自分の身はきちんと守る

カテ室は放射線を使用します。
スタッフはみな照射からの防護服に
プロテクターを着ています。

プロテクターは慣れるまで
かなり重たいです。
上半身全体が凝ります。

動きにくいうえ
ナースは行うことが多いので
大変です。

ですが必要以上に
照射されないように
検査の流れを見ながら
衝立の後ろに隠れて
照射から身を守っていきましょう。



カテーテル検査終了時はシースを抜いて止血

カテーテル検査が終わり
止血を行います。

枕子のようなもので
穿刺部位を医師が圧迫し
そこへ強力テープで
固定している方法もありますが
止血器具を使用しているところもあります。

病棟での安静管理がうまくいってこそ
検査が成功したといえるのだと思います。

カテ室ナースは病棟ナースへの
連携をしっかりとって
管理が困らないように情報提供
していきましょう。

また透析患者さんの場合は
造影剤を追い出すために
ECOM(限外濾過)を行います。

そのためヘパリンを透析中に使用するので
シースは透析が終了してから
抜去することになります。

患者さんの病態によって
色々なケースがありますので
臨機応変に対応していく
大変さもあります。

今回は左心カテーテル検査での
カテ室ナースのモチベーションを書きました。

心臓カテーテル検査は
奥が深いです。

次回は左心カテーテル検査でわかる
冠状動脈の狭窄部位について
書いていこうと思います。

今回はこの辺で!!

いかがでしたか?

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