施設で働くナースはオールラウンドプレーヤー。病院でない機器に頼らない「五感」の経験値が鍛えられる?

ナースの特性

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

ナースの仕事は
色々あります。
その中でも
今回は「高齢者施設」で働く
ナースにスポットライトを
あてて書いていきます。

シングルマザーである
我々に
「高齢者施設」で働く
メリットは大きいです。

※ここでいう「高齢者施設」とは
「特養」「老健」または「デイサービス」
をさします。
ただオカピは
「老健」で働いたことがないので
「特養」に絞って記事は書いていきますね。

シングルマザーにも大人気!「特養」で働くメリット

「特養」というのは
「特別養護老人ホーム」の略で
要介護3以上の高齢者が
終の棲家として入所する施設になります。

実際オカピが以前勤めていた
「特養」では
8人中4人がシングルマザー
またはバツイチ歴あるナースでした。

そのくらい
「特養」で働くメリットは
シングルマザーまたは
子育てナースに大きいです。

まず施設は
病院でなく「生活」の場でありますので
「検査」「手術」ということがありません。

その施設の抱えている規模
ベッド床数にもよりますが
病院のような高度な医療も施さないし
急変事態があれば
まず救急車などで
救急搬送され入院となることが
多いです。

要介護3以上の高齢者の方々なので
胃ろうを造設されている方
寝たきり状態で褥瘡が形成されている方
認知症状が強い方
インスリン注射を打たないといけない方
等々色々おられます。

酸素療法とか
絶えず吸引が必要な方など
医療依存度の強い方は
「特養」の入所でなく
「老健」入所になります。

あと「特養」には
夜勤がないんです。

「特養」の夜勤業務は
介護職員さんが担われます。

夜間緊急事態があれば
呼び出しがあり
出向きます。そういう
「当番」勤務はありますが。

それ以外は基本
「夜勤」はありません。

なので
ワークライフバランスが
取れやすい職場であると
思います。

あとこれはオカピの
偏見ですが
年間休日110日以上が
特養ナースには多い気がします。

ぜひシングルマザーである
貴方に検討してほしい職場の
一つであると強くお勧めします。

施設ナースには器用な人が多い。点滴技はまさに神技!

また「特養」など施設で
働くナースは
器用な人が多いですね。

病院のように
医療機器がたくさん
そろっているわけでは
ないので
限られた医療材料で
「点滴」などの業務を
行わないといけない。

そういった環境から
施設ナースは
鍛錬され
技量のレベルが上がっていったのだと
思います。

オカピが以前働いていた
特養には
「留置針」がなく
「翼状針」しかなかったんです。

翼状針というのは
下の図です。

高齢者にありがちなんですが
ご飯が食べれなくて
誤嚥をされる方に
点滴を行うことが多いです。

一日に500㎖の点滴を2本
投与することも多くあります。

そんな時にも翼状針を使用するんですが
認知症状が進行している方には
腕から点滴を刺すと
自分で引っこ抜いてしまうことも
多々あるんです。

なのでそれを防ぐために
足から点滴を刺すことが
主流になってました。

足って本当に難しいんですね。

ですが毎回毎回足から行っていると
点滴技が上がってくるものです。

それにご飯が食べれない高齢者の
血管は大抵細く脆い状態です。

そんな状態の方に
毎回失敗なく点滴をされる
ナースもたくさんおられました。


点滴だけでなく
皮膚の状態にも詳しくなり
褥瘡処置にもスペシャルナースが
おられます。

少ない材料の中で
いかに安全に医療処置を行わなければならない。
そういう環境が器用なナースを生み出したのだと
思います。

医療機器に頼らない経験値からくる「五感」を使って対応する実践力

施設には医療機器がありません。

また対象となる
利用者さんは
認知症がある方も多いので
的確に自分の状態を
いう事ができません。

となると
「どこかおかしい」というのは
現場で働く
介護職員さん
看護師の
観察力になってきます。

施設入所されているのは
ほぼ高齢者です。

施設で働くナースは
高齢者のことならなんでも
わかるスペシャリストになってきます。

介護職員さんとの連携が必須!

特に
介護職員さんは24時間交代で
働いていますので
利用者さんのことを
熟知してます。

介護職員さんと上手く連携
取り合いながら
対応していくことが
一番うまくいきます。

一緒に働いていると
介護職員さんからも
信頼を得て、楽しくなってきます。

介護職員さんは
現場命で仕事に厳しい方が
多いですが
懐に入るととても熱く
優しいです。

医療者ならではの
葛藤などありますが
お互いの折衷案をすり合わせて
助け合える関係で働くけるのが
ベストですね。


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