認知症について思うこと

高齢者社会

こんにちは!オカピです。

今回は認知症について
オカピが思う事を書きました。

良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

認知症について

みなさんはきっと
「認知症」という言葉は
ご存知だと思います。

オカピは8年前に
「認知症キャラバンメイト」という
研修を受けました。

これは何かっていうと
「認知症についての正しい知識を
啓蒙し、地域を取り囲み
認知症のある方々をサポートする体制を
一緒に作っていこう」という
伝道者の研修なんです。

そこでは
認知症の知識や
認知症の方々がもたれる症状や
認知症の方への接し方、
自治体での取り組みなどを学び
ました。

オカピはキャラバンメイトで
ありながら
なかなか伝道できずにいる
現状がもどかしいです。

なので今回は
ブログという媒体をもって
認知症について学んだものを
掲載して、すこしでも還元出来るよう
書いていこうと思います。

なぜ認知症は起こるのか?

認知症の中でも
一番多いといわれる
アルツハイマー型認知症を例に書きます。

アルツハイマー型認知症とは
脳の前頭葉という部分にある
「海馬」という記憶をつかさどる所が
変性し萎縮するためにおこる病気と
いわれています。

「海馬」というのは
「記憶のツボ」とも言われています。

我々は絶えず、この
「海馬」に新しい記憶を入れ
「海馬」はそれを貯めています。

運動会の「玉入れ」ありますよね。
海馬を「玉入れのかご」に見立てると
記憶は「玉」です。

ある程度玉入れのかごには
玉が入っていきますよね。
ですが
入り過ぎるとあふれてしまいますね。

年齢を重ねると
この玉入れの作業が
スムーズにいかず
忘れっぽくなることがあります。

これは単なる
「物忘れ」ですね。

ですが
アルツハイマー型認知症は
この「かご」自体が
萎縮するので
どんどん小さくなっていくのです。

すると
「かご」の中には
もともとはいっていた
「玉=記憶」さえもどんどん出ていき
外にあふれてしまいます。


覚えていないといけないことも
覚えれなくなります。
もちろん新しい「玉」も
入ることはできません。

認知症が進行していくと
この「かご」がどんどん萎縮して
小さくなってしまうので
今あったことさえも
思い出せなくなります。

出来ていたことさえ
忘れて出来なくなってしまいます。

親しい人の顔でさえ
分からなくなります。

なんとも切ない
残酷な病気なんだと
思います。

知ってほしい認知症の方が書いた作品

認知症について
詳しく知りたいなら
次に紹介する作品が
ぜひおススメです。

エミリーへの手紙



こちらの作品は多くの方に
読んでいただきたい作品です。

アルツハイマー型認知症の
祖父ハリーが孫であるエミリーに
宛てた手紙が、ハリーの死後に
見つかったことから物語は始まります。

ハリーの遺した手紙の内容を
息子夫婦がなぞ解きしながら、
エミリーを通して息子夫婦などにも
読んでほしいハリーの遺言だったと
気づきます。

生きるために必要な助言が
手紙として遺されたと気づきます。

おそらくハリー自身が
自分は認知症と気づき、
何もかも忘れてしまう前に
家族に対して伝えたいことを
遺したのだろうと。

手紙を通して
家族の絆について
考えさせられる作品です。

手紙~親愛なる子供たちへ~

この作品はもともと
ポルトガルの詩だそうです。

作者の樋口等さんが
アレンジされて歌として
発表されたとのこと。

この作品は
無常について考えさせられ、
またいつかはみな行く道なのだと
思い知らされ
胸が詰まってきます。

切なさの中にも
愛情がありふれている詩です。

認知症の方だけでなく
介護をされる年老いた
高齢者の気持ちを代弁した
詩にも映ります。

ぜひこちらの作品も
おススメいたします。

いずれの二作品
楽天市場で購入できます。

様々な人が共存できる世の中に

認知症の病にかかっている方は
どんどん増え続けているという現実が
あります。

年をとってしまったら
みんな「ピンピンころり」で
死んでいきたいという願望が
みんなあります。

誰だってそうですが
子どもや家族には迷惑を
かけたくないですよね。

ただ年をとっていくのは
みんな通る道であり
認知症という病気も
その先にある道の
可能性の一つかもしれません。

そんなときに
知らんぷりして
よそよそしい地域や世の中より
一人でも多く認知症という病気に
対して、正しい知識をもってほしいです。

色々な人々が共存する中で
認知症の方も住み慣れた地域で
生活できるような世の中に
なっていくことは
きっと誰にとっても
暮らしやすい世の中につながると
思います。










いかがでしたか?

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