心不全評価に欠かせない右心カテーテル。スワンガンツカテーテルの五本の枝に慣れればこちらのもの?

心臓オタク

こんにちは、オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

オカピはもう20年も前ですが
循環器が大好きで大好きで。
カテ室で勤務して
充実した毎日を送っていました。

当時を思い出しながら
循環器の魅力を伝えるべく
色々な記事を書いてます。



もちろん当時からかなり
年数が経過してますので
全く参考にはならないと思います。

循環器病棟に偶然配属になってしまった!
大丈夫かしら?
さっぱり分からない。
やってけるかしら?

と思われているそこのナースさん。

結構楽しい世界ですよ、ということだけは
お伝えしたいなと思い気ままに書いてます。


いや、気ままですが
かなり熱を入れて書いてます。



→心臓カテーテル検査のリスク~造影剤を使用する~

心臓カテーテル検査のリスク~動脈を穿刺する~

他記事色々あります。良かったら
カテゴリー「心臓オタク」からどうぞ。


循環器から離れてしまい15年経過し
今は在宅看護で奮闘している毎日ですが
いまだに循環器は大好きです。

この記事読んでもらって
「あーちょっと苦手意識が少なくなった」
「今の心カテ検査ってこんなんじゃないよ。」
「昔はこんなめんどくさいことやってたんだ」
「心臓って面白いな」
「やっぱ循環器って苦手かも」
とか色々な感想持ってもらえれば
嬉しいです。

今回は右心カテーテルについて
書いてます。
右心カテーテルといえば
五本の枝のスワンガンツカテーテルです。

あれなんなんだ?で始まりますよね。

注)がっちり勉強したい方には
この記事は向いてませんので
あらかじめお断りします。

あくまで一ナースの
感想と体験記事と思って
読まれてくださいね。

心不全の評価もしたい!となると右心カテーテルは必須。

心不全の評価をしたい!となると
右心カテーテルになります。
経静脈的にカテーテルを入れて
心不全の評価をするんです。

心臓カテーテルのスタンダードコースが
動脈を穿刺して冠動脈を撮影する
左心カテーテルとしましょう。

良かったらこちらもどうぞ
→心カテ室ナースの役割~左心カテーテル検査の流れに沿って~

上記のスタンダードコースに
右心カテーテルを加えると
両心カテーテルといいます。

つまり両心カテーテルだと
動脈と静脈をさすことになります。

右心カテーテルの場合
アプローチ部位は
動脈は手首をさしても
静脈は主に首の付け根に走ってる
頚静脈だったり
大腿静脈だったりします。



右心カテーテルには
静脈を刺すシース(一般的には7Frくらいかな?)
スワンガンツカテーテルという
物品が必要です。

このカテーテルを頚静脈より
刺し、上大静脈から
右心房→右心室→肺動脈まで
推し進めて
それぞれの圧で
心不全または肺うっ血の
状態が診断できます。

動脈と静脈では
性質が違いますから
止血時間も違うので
検査後の安静度に注意が
必要になってきます。

右心カテーテルの場合
カテーテル検査終了後も
心不全の評価が必要な時は
そのままスワンガンツカテーテルが
留置されたまま病室に戻るということも
多いです。

五本の枝がビヨンとでているスワンガンツカテーテル

スワンガンツカテーテルの固定は
CVカテーテルとほぼ同じです。
下のゆるい図は頸静脈アプローチのCV固定です。


CVカテーテルとの大きな違いは
スワンガンツカテーテルは
五本の枝が
ビヨンビヨンと出てる状態なんですね。

五本の枝それぞれに役割は
ありますが、ここでは省略します。

たぶん注射器を押して圧測定することは
ナースはあっても
他はあまり扱う事はないのかな?
どうだろう?

まあともかく

このビヨンビヨンと枝が出ているので
患者さんにとっては深い極まりないです。

ナースはこのカテーテルが他の
モニター類や酸素チューブなどと
絡まらないように
ルート整理などをまめに行いましょう。

スワンガンツカテーテルでは
病室でもベッドサイドモニターで
圧測定が可能です。

それぞれの圧測定時
波形の変化に注意しながら
数値を見ていって
どの程度の心不全の状態か
予測することも大事です。

医師に報告するとともに
一刻も早く
チューブ類、カテーテルなどの
管類が少なくなるように
医師にどんどんプッシュして
患者さんのストレスを
少なくしていきましょう。

記事はこちら
→ 心臓カテーテル検査でわかること

努力は裏切らないことを教えてくれた循環器

いかがでしたか?

循環器ってところは
難しい!!ってイメージありますね。

ですがそうでもありません。

そして勉強すればするほど
自分の実力が上昇するのが
わかる分野ですので
やりがいもあります。

医師にも頼られる存在になると
思います。


オカピの15年前の記憶ですが
オカピも頼られていたような
気がします(笑笑)

まあオカピが思っていただけかも
しれません(笑笑)

ですが、頼られて
信頼されると
仕事って楽しいですよね。

貴方の努力がそのまま
やる気につながるような仕事場であると
この上ない喜びだと思います。


そうであることを願って
今回はこの辺で。

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