心臓カテーテル検査でわかること

心臓オタク

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

狭心症などの
心疾患で心臓カテーテル検査を
行うことは必須です。

心臓カテーテル検査は
動脈を穿刺し
そこからカテーテルを挿入し
心臓までアプローチして
造影剤を使用して
心臓の血管病変などを診る検査です。

この検査で具体的に
どのようなことが分かるのか。

世に心臓カテーテル検査についての
書物はありふれており
一般的な表現とは違いますので
独自の解釈で書いています。

偏りのある内容でありますが
良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

カテーテルとは

カテーテルというのは
ラテン語で「管」という意味です。

医療用語には
「カテーテル」という用語が
多く使用されますね。



心臓カテーテル検査には大きく分けて二つあります。

動脈穿刺の
「左心カテーテル」と
静脈穿刺の
「右心カテーテル」があります。

心臓には右心(右心室・右心房)、左心(左心室・左心房)と
分かれており
右心は静脈
左心は動脈が流れています。

左心というのは
全身に血液を送る
ポンプ作用の働き

右心というのは
全身からの血液が
もどってきて
肺へと送る働き

を担ってます。

左心カテーテル~冠動脈造影~

心臓を覆う冠動脈に
造影剤を流すことで
冠動脈に異変がないかどうかが
分かります。

動脈硬化の有無ですね。

動脈硬化が進んでしまうと
血管の内側が脂肪のジュクジュクした
粕状のものがたまってしまい
狭く、いびつに映されます。

これは
狭心症や心筋梗塞の診断。
また
狭心症や心筋梗塞などで
手術をされた方が
再び梗塞や狭くなっていないかなどを
調べます。


正面から右方向から左方向からと
色々な角度から血管を診ていき
診断されます。


また狭心症は
心筋梗塞と同様に動脈硬化が原因で
狭くなることが多いのですが。

まれに
血管がけいれんして
一時的に狭くなることが
あります。

これを「冠攣縮性狭心症」というのですが。
けいれんが起きていないときは
血管は狭く映っていません。

これを調べるのに
迷走神経を刺激する「エルゴメトリン」という
薬剤を注入し血管がけいれんして
縮むかどうかを診ていきます。

左心カテーテル~左室造影~

左心室の機能を調べます。

心臓の左心室というのは
動脈を全身に送り出す
ポンプ作用を担っています。

とても重要なんですね。

左室造影では
左心室の壁が正常に動いているか
左心室の壁が分厚くなっていないか
→心筋症
心臓から血液を送り出すポンプ能力が
あるか
→心不全
僧帽弁に異常はないかどうか
→弁膜症
を診ることで

ポンプ作用が正常に働いているかが
診断されます。

右心カテーテル

静脈からカテーテルを挿入し
右心房→右心室→肺動脈まで
すすめて検査します。

スワンガンツカテーテルという
先っちょに風船がついている
カテーテルをどんどん進めて
風船を膨らますことで
圧の測定をしていきます。

この右心機能を調べることで
心不全の診断ができます。

右心カテーテルは
肺に到達するまでの
血流がもたらす
血管圧をみていくことで
右心機能や肺動脈にかかる
負荷を調べることができます。

心不全の病態には
右心カテーテル検査は
欠かせない検査だと思います。

造影剤を使用する検査

以上が心臓カテーテル検査で
調べられることです。

特徴は
手術と違い
動脈、または静脈を穿刺することで
出来る検査です。
2~3㎝ほどの傷で済みます。

傷としての侵襲は少ないです。


ただ血管を撮影するのに
造影剤を流し込む検査でもあります。

造影剤は体に
吐き気、頭痛、めまい、体が熱くなる、
発疹、かゆみ、発熱などの
比較的軽い副作用から
けいれん、意識消失などの
重篤な副作用まで起こすことが
あります。

最近は
身体に負担の少ない
造影剤も開発されているようですね。

検査を受けられるうえで
必ずよく説明を聞き
納得した上で検査に臨むことが
何より大事になってくると思います。






いかがでしたか?


今回は心臓カテーテル検査で
わかることを
独自の解釈で書きました。

関連記事はこちら

→心臓カテーテル検査・治療


→心臓オタクが語る心臓の魅力


オカピ独自の解釈ですので
偏りある内容ではありますし
分かりづらいところもあったかと思いますが
何らかの参考になれば幸いです。

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