日々思う事徒然なるままに2023年早春

冒頭から徒然なるままに
日々思う事を書いています。

ナースの離職率が高いわけ

ナースの仕事をしている私も
時々自分を振り返り思うのですが

「こうしてやった」
「こんなことがあった」
「こんなことをした」を
語りたーい人が集まってます

承認欲求が強い仕事というか

女性が多く集まる職場でもあるので
女性同士のグループもありますし
一匹狼として働くよりは
誰かと仲良くしてた方が
自分の働きやすい環境にしやすいし
自分の仕事を進めやすい仕事でもあります。

オカピは
人にものを頼むことが大の苦手で
またつるむのも大嫌い。
一匹狼だし
終わったらさっさと帰りたい
そんなタイプの人間だから
当然
人間関係でもつまずくことは必至で
様々な職場を変わっているのも
人間関係が上手く築けなくて
辛くなり退職というパターンも

一度や二度ではありません。

恥ずかしながら。

だから

承認欲求を満たすような
インスタのメッセージや
人生の教訓や
明言などを毎日毎日頼りにしながら
自己肯定感を持ち直し
卑屈な心を溶かしながら
自分自身を確かめ
なんとかなんとか
働き続けてきました。

一つ所で長続きしないのも
オカピのコンプレックスでもありますが
もうそれも
仕方のないことだし
自分がしっかり受け止めていれば
見栄を張る必要もない
だから
もう悩むだけ悩み
取り組むだけ最善を尽くしたら
もうあとはなるしかないのだと
長年の経験で
そう思っています。

こんなことがありました。
ある時
看取りの時期にある利用者を担当しました。

夫婦二人暮らしで。
夫が看取り時期にあり
看取りにあたる妻を励ますため
さまざまな工夫を凝らし
指導に当たり
毎日毎日訪問に行きました。

お亡くなりになったときも
心を込めて
エンゼルケアを行いました。

ですが
妻の思いは
私の支援の方法に不満があり
「馬鹿にされた」という心象であったことを
別の利用者の家族から
聞かされました。

愕然としました。

そしてその別の利用者の家族からも
「オカピには訪問来てほしくない」と
苦情があったようです。

ダブルのショックでした。
当事者の家族だけでなく
そこからの評判で
別の利用者の家族からの
不評にもつながるとは。

しyばらくはショックでしたが
日々働いているうちに
苦情があった担当利用者や
その家族について
自分のかかわりを振り返りました。

自己満足に過ぎなかったのではないかと。

いくら必死に心を込めて行ったとしても
こういう受け止め方をされる方も
間違いなくいて
必死に心を込めて行ったとしても
その方法が必ずしもいい結果になるとは
限らないとも思いました。

自分が良いからと言って相手もそうだとは
限らず。
また一生懸命になればなるほど
相手に拒否されることもあるのだと
悲しい現実を突きつけられる。

まさに孤独の旅が
はじまります。

ですがそのことで
自己肯定感を下げることはやめます。

たまたま受け入れられなかっただけ。
そんなことは世の中いくらでもあるのだ。

気にしない。

仕事とは
人とは
人との付き合いとは
そういう側面も持ち合わせているのだろう。

私が好きな映画の場面。

「万引き家族」の場面

安藤サクラと池脇千鶴が対面する場面。

産めなくてうらやましかった？
だから誘拐したの？
という無機質な池脇千鶴の質問に対し
無言で涙で返す安藤サクラの涙ー
心打たれるー

池脇千鶴の芝居がうますぎて
「こうあるべき」と決まっている人との
対話はつらくなる。

彼らは人の話を分かろうと聞いているんじゃない
理解しようと聞いているんじゃない。
義務かひまつぶしだ。

そういう人は一定数必ず
どこにでもいるのだ。

私は是枝監督の映画が好きだ
また
人生に一度絶望した人のその後の
生活を描く映画や物語が好きだ

人にさらけ出すとカッコ悪い
気恥ずかしい
だけどたまらない人間臭さがあって
生きることへの人間賛歌がある。

根底には人間が生きることへの人間賛歌があるのだ。