こんにちは!オカピです。
ナース歴21年。子育て歴12年です。
シングルマザーでもあります。
今回は幼少期の天敵であり
意外と多く見逃しやすい
中耳炎についてお話しします。
お気軽に読んでみてくださいね。
見落としやすい中耳炎
幼児の子どもはよく熱を出しますね。
インフルエンザ、アデノウイルス、
ロタウイルスなど
ウイルスの感染によるものや気管支炎、
肺炎など呼吸器系の病気など。
大抵ウイルスが原因であるならば
ウイルスをやっつける吸入薬の処方や
ウイルスが去るまで療養し
症状が軽快したら
普段通りの生活をおくれます。
肺炎や気管支炎などは
抗生物質の処方あるいは
点滴などで炎症をおさえ
症状が軽快したら
普段通りの生活がおくれる
・・などが一般的ですよね。
その中でも意外と多い、
また見逃しやすい病気があります。
中耳炎です。
中耳炎は耳の「中耳」という部位に
膿がたまり炎症を起こす状態をいいます。
![](https://mamnurse-lifestyle.com/wp-content/uploads/2020/01/耳鼻咽喉科-640x640.jpg)
ここでおさらい
耳の構造は外から
外耳⇒中耳⇒内耳となっています。
外耳は耳かきができる範囲です。
中耳炎はこの「中耳」というところで
炎症をおこします。
外耳と中耳の境は鼓膜です。
ちなみに内耳という部分は
脳みそに近いので
耳の機能やバランスをとる機能に
影響をあたえる所です。
放置で中耳炎が軽快することは
幼児の場合はほぼないそうです。
ほっておくと、膿が中耳より
奥の内耳までたまり
耳が聞こえなくなってしまうこともあるそうです。
なぜ中耳炎は見逃しやすいのか?
①自分で鼻水をかめない。
これは幼児が鼻水を
自分でかめないことにあります。
ご存知のように鼻と耳はつながっています。
なので鼻水はかまずに
ほうっておくと・・・。
のどの方に流れ、
気管支や肺に痰がたまり
肺炎または気管支炎となる場合と
耳の方に流れると、
耳に痰(膿)がたまり
中耳炎となる場合があります。
②抗生物質が効きにくい。
熱がでたら細菌を抑える
抗生物質が処方されます。
これらの薬は
大抵口から飲む内服薬です。
内服薬は口から胃から
腸に運ばれ吸収されます。
そこで気管支にいる
細菌を殺すことで
症状が軽快するのですが。
中耳にまでは到達しにくいようです。
なのでいくら強い薬を
処方しても中耳炎の治療をしないと
なかなか完治しないことが多いとのこと。
③耳と鼻の位置が近い
耳鼻科の医師が仰ることには
幼児は耳と鼻の位置が近いとのこと。
それで鼻水が耳にどんどんたまりやすく
中耳炎になりやすいんだと。
成長につれ骨格が発達し
耳と鼻の位置が広がれば
中耳炎になるリスクも減るようです。
④自分で言えない。
幼児は「耳が痛い」なんて
なかなか言わないです。
特に3歳までの子はつらくても
泣いたりぐずったりの場合が
多いと思います。
3歳過ぎになったらようやく
「おみみが痛いー!」て言えるかな?
個人差もありますが
オカピの子どもはうったえなかったですね。。
なので親は熱がでた
⇒小児科受診になりますね。
中耳炎に気づかない
オカピは小児科を何度も往復し、入院。
そこで初めて小児科の先生から
中耳炎でしょうねと言われました。
気づいたときはすでに
中耳炎が進行していたので
鼓膜切開し膿を取り出す治療を行いました。
これには本当に気づいてあげられないで
情けなかったのを覚えています。
中耳炎の予防はどのようにしたか?
オカピは次のように予防しました。
①中耳炎の原因となるウイルスを予防する。
中耳炎の原因となるものは
肺炎球菌が多いとのことです。
なので「肺炎球菌ワクチン」の
予防接種を行いました。
いつしか「肺炎球菌ワクチン」の
予防接種も任意から公費負担になりましたよね。
②鼻水を取ってあげる
幼児は自分で鼻水を取り切れません。
ドラッグストアなどで売っている
簡易の鼻水吸い取り器もありますね。
オカピの場合は、
それでは間に合わず3万円ぐらいする
家庭用吸引器を買いました!
最近はアマゾンや楽天などでも
もっと安く売っていますね。
朝、保育園から帰った後、
寝る前に必ず吸っていましたね。
かなり嫌がっていましたが・・。
③痰を出しやすい状況に保湿する
中耳炎は膿がたまります。
この膿とは痰ですよね。
なのでこの痰を柔らかくすれば
出しやすいのかと思い、
吸入器を(また!)買いました。
んで湯気をだし喉や鼻を保湿していました。
中耳炎の治療
![](https://mamnurse-lifestyle.com/wp-content/uploads/2020/01/耳鼻咽喉科-640x640.jpg)
耳鼻咽喉科に行く!
耳鼻咽喉科で早期に見てもらう!
これが一番効果的です。
ついつい熱がでた⇒小児科になりますよね。
ですが、耳鼻科も一緒に行っておくと安心です。
耳を診てもらえますし、
鼻水も吸引し「外耳」部分で取れる耳垢も
取ってもらえます。
なんなら耳鼻科だけでも
いいんじゃないかとさえ
オカピは思ってます。
だってもし気管支炎とかなら
喉も診てもらえますよね。
一番いいのは小児科と
併設している耳鼻咽喉科なんてのが
かなりベストかと思います(笑)
そんな都合いいところは
あまり見かけませんが・・。
あると絶対いいなあ。
3歳までは要注意
![](https://mamnurse-lifestyle.com/wp-content/uploads/2020/01/3歳.jpg)
これはオカピの経験上独断と偏見です。
とにかく3歳まで子どもは色々要注意です。
ぐずりが多いのが2歳前後の年だと思います。
3歳過ぎたら・・・。
自分の痛いことが言えるようになります。
自分で鼻水が何とか出せるようになります。
自分の骨格が発達し鼻と耳が離れていきます。
なので3歳までは要注意。
全身に目を光らせてください。
※あくまで経験上の偏見です。
3歳過ぎても目を光らせることには
変わりないですが
だんだん丈夫になってきます。
自分で耳が痛いよ、
のどが痛いよ、おなかすいたよ、
お母さん太ったね。
なんて言わなくてもいいことまで
言うようになってきますよね。
子どもと一緒に親も丈夫になっていきましょう。
いかがでしたか?
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