心臓オタクになった理由

心臓オタク

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

オカピは22歳から34歳までの
10年間
循環器病棟で働いていました。

病院はその間
2つ転職しているんですが。

その中で
心臓カテーテル検査室と
循環器病棟で働いていた3年間が
とても多忙であり
馬車馬のように動いていた日々でした。

ですが
とても楽しく
熱中した時代でもありました。

今振り返ると
なんであんなに大変だったのに
楽しかったんだろうと
思うと

生きることがすごく
楽だったんですね。

オカピは口下手で
不器用な性格から
人間関係も失敗だらけだったんですが。


心臓カテーテル検査室での
働いていた日々が
自分の尊厳を取り戻しているというか。

自分が必死に働くことで
だんだんと周りのスタッフから
信頼されている温度を
肌身に感じとれているというような
自信をいただいた日々でありました。

必死で勉強すればするほど
努力は報われる

という図式が当たり前に
叶えられている場所でもあったと思います。

オカピのコンプレックスである
口下手なこととか
不器用な性格とか
人間関係を失敗する

というようなことを
意識しなくていい毎日だったことが
大きかったと思います。

異常がすぐにわかる心臓疾患

循環器という分野は
とても分かりやすいと思います。

症状がすぐに
病態に直結しているところや
検査の示す結果が
どんな病状を表しているか
などが
歴然としているのも
循環器の特徴だと思います。


それがオカピには
すごくはまるポイントでした。

あとは
スピード感があります。

これは
オカピが今も
尊敬している医師から
教わったことなんですが。

「いつに急変するか分からないのが
循環器の怖い所」
「だから、いつでも急変事態に
備えれるように、やれること、
出来ることは早めにする。
その分、異常事態が起きた時に
十分対応できる時間を確保しておく
ことが大事。」

いつ急変事態が起こるかわからない
というのは
何も循環器疾患に限ったことでは
ありません。


どんな病態でも
急変事態は起こりうります。


ただ循環器というのは
心臓でありその隣は

肺が隣接していること

心臓は全身に血流をおくる
ポンプであること


という特徴があります。


ここでの急変事態は

血流を送り出せない
心臓に失調が起こると
肺にも失調が起き
呼吸不全という状態を
招きます。

そうすると
酸素が送れず
血流不全になってきます。

そうなると
全身に血流が行き届かなくなり
あらゆる臓器で
機能不全に陥り
ショック状態を
起こします。

このように
循環器というのは
名前の通り
「循環している臓器」
なので
関連した臓器に次々と
影響してきます。

どこで滞っているのかが
分かると
必然と諸臓器への異常が
分かりやすく出現するのが
循環器の魅力だと思います。

忙しい中で生まれる絆

オカピは心臓カテーテル検査室で
勤務していたこともあり
そこには
医師、看護師のほかに
診療放射線技師
臨床工学士
カテーテルなどの材料を提供する
医療メーカーの業者

また検査室外には
検体の結果をいち早く出してくれる
臨床検査技師
送迎や機械出しをしてくれる
看護助手さんなど
実にたくさんの職種と連携しながら
働いていました。

人間関係苦手なオカピは
これらの人たちと
仲良く連携してはいませんでした。

どちらかというと
仲良くなかったと思います。

循環器というのは
急変事態が起こりやすいこともあり
とにかく忙しいのです。

救命に当たらないといけない。

その中でも
他の入院している人も
急変しやすい状態にいる。

それらの状況を
限られたスタッフの人数でなんとか
乗り切らなくてはならない。

このような忙しいところに
生産性のないことにこだわる人
人の足を引っ張る人は
不要なんですよね。

いかに協力するかなんですね。

いかに多職種と連動して
協力して動いていくかが
チーム医療を支える
大きな指針になってくると思います。

いくら普段仲悪くても
急変になると
手をつなぎ、同じゴールに向かわざるをえない
絆みたいなものが
知らない間に生まれる
良い相乗効果みたいなものが

循環器の世界にはあると思います。

努力すればするほど裏切らない世界

心臓は
分かりやすいんですね。


自分が何をするか
これから何を予測して
動いていけばいいか

という答えがある。

分かりやすい
循環器の世界。


裏を返せば
考えて動く範囲が
限られているので
自分が何を知って
何を予測すればいいかが
見当つきやすい世界だと
思います。

この世界が
オカピには
たまらなく魅力的でした。

それを知ったオカピは
どんどん循環器の世界にはまり
心臓にはまっていきました。

勉強すればするほど
患者さんの病態の治療が
予測できるし理解もできる。

自分が努力すればするほど
動けるようになる。

動けるようになれば
周りのスタッフからの
信頼を得られているという自信が
身についていく。

良いスパイラルの中で
働くことができました。


オカピにとっては
自分が初めて
認められたというか
肯定感を得られた場所でもありました。

そこには
人間関係を築くのが下手でも
愛想笑いが出来なくても
要領よく生きられなくても

自分の声を挙げる場所が
ありました。

仕事量は多く
残業も多く
帰宅時間前に
急変事態があり
帰れなくなるなんてことは
ざらにあった世界でしたが。


楽しかったですね。



人間誰でも
自分を肯定できる瞬間は
あると思います。

生きづらさがある世の中ですが
自分の情熱を傾けるものが
オカピにとっては循環器であり

その世界は傾倒すればするほど
オカピは夢中になれて
社会とつながっている実感もありました。

その体験があるから
その時得られた充実感があるから
現在は循環器分野で働いては
いませんが。

シングルマザーとなり
身を救ってくれた
ナースという職業ですが。


ナースの仕事を続けているのは
その時得られた充実感があると
知っているからだと思います。



貴方にとって
夢中になれるもの
情熱を傾けられるもの

そういう世界はきっと
あるはずですし
見つけられるといいなと
思います。

いかがでしたか?

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