医師には聞きにくいがナースには言える。損な役回りのナースがガキの使いにならないためには?

ナースとしての日々

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。



ナースは
ガキの使いではないということを
強く感じる怒りが
何回かありました。

ナースは得てして
患者さんからの医師への
伝言板
または
他業種さんからの医師への
伝言板になりがちです。

理由は医師に話しにくいというのが
大きいと思います。

医師には話せないけど
ナースには話せるということが
多いのですね。

それも医師には沢山話せないけど
ナースには何でも言える

なんなら何でも言っておけ!!という
傾向が強いと思います。



オカピは訪問看護の仕事をしています。

色々な病気があって
在宅や高齢者住宅に暮らしている
利用者さんに訪問し
体調管理など行っています。

その時の出来事です。
良かったら読んでみてくださいね。

転倒を繰り返すので、Aさんは薬を減らしたい?

Aさんという利用者さんがいます。
Aさんは軽費老人ホームに入所中です。

オカピはAさんに定期的に
訪問看護に入ります。

Aさんはパーキンソン病を
長年患っており
歩行などの動作が不安定で
転倒を起こしやすい方です。

そんなAさんに
パーキンソン病の治療薬が
微妙な量で
増えたり減ったりと
変化しています。

Aさんの暮らす
老人ホームには
Bさんという相談員さんがいます。

Bさんからオカピにがありました。

「薬が増えた日にAさんが転げました!!
Aさんは薬が増えたから飲みたくないと
言っています。
薬を減らしてもらうように
医師に伝えてもらえませんか?」と。

オカピは状況把握ができず
状況をBさんに聞きました。

するとBさんは苛立った様子で
「どうもこうも転げているんだから
減らしてもらったらいいでしょう!」と。

かなりの剣幕です。

オカピは冷静に告げました。
「お話だけだとAさんの状況が分からないので
本日訪問させてもらってから
それからの医師への相談で検討してもらって
良いですか?」と。

すると
Bさんがますますキレて
「20回以上も転げてるんですよ!!
なのになんで減らしてくれないんですか?
もうAさんは飲まないと言ってますよ。
それにオカピさんが訪問された後では
薬剤師への連絡時間が終わってしまうので
遅いんです!!」と。

怒られてしまいました。

そんなにキレるくらいなら
Bさんが直接医師に連絡して
減らしてもらうように
頼んだらいいんじゃない?と
思いました。

だけどこれを言ってしまうと
あとあと面倒です。

またBさんの言葉を反芻して
「20回以上も転げたんですか?」と聞き返すと
「だから言ってるじゃないですか!!」と
感情的になっており
確認することも難しい状況でした。

オカピは
「わかりました。とりあえず医師に相談はします。
だけど、直接聞き伝えでの相談なので
どこまで先生が組んでくださるかわかりません。
言うだけ言ってみますね。」と。

ようやくBさんは納得されたのか
「お願いします。」と。

オカピは腑に落ちないまま
医師に相談しました。

医師は
「薬が増えたから
転倒するとは考えづらいですが・・。」
「本人が飲みたくないと言っているのであれば
増やす前の
元通りの処方内容で良いですよ。」との答え。

医師の答えをそのまま
Bさんに伝え
Bさんも「そうですか。わかりました。」
となり、Bさんの言う通り
薬の量は減りました。

改めてAさんに訪問し
薬が元通りの処方内容になったことを
伝えます。

Aさんに転倒したという状況を
改めて確認しました。

Aさんは20回以上転倒はしていない。

起きることができずに
床に身体がついてしまうという動きを
何回か繰り返していたという状況で
転倒という状況ではないということが
分かりました。

薬を飲みたくないとも
言っていないということも
分かりました。

結局1週間後の診察で
処方内容はまた治療薬が
増えてしまっていました。



オカピはこの事件を
本当に後悔しています。

Bという相談員の
ガキの使いになってしまっただけだと。


本当に悔しかったです。

上司に相談すると
「B相談員は怒らせると面倒だから
オカピの対応で間違いないよ。
私でもそうする。」といわれましたが。

そういう問題でもないだろうと
納得いかなかったし。

悔しかったです。

なぜなら
私は直接Aさんの状況を
見ていないのに。

Aさんを見ていない状況で
薬を減らしてはどうかという
相談を医師にしてしまったこと。

そのために
薬を減らすという医療行為を
起こしてしまったことが
なにより看護師として
悔しかったのです。

しかも
患者さんのAさんのためでなく
Bさんの怒りを鎮めるような形で
なだめるために
動いてしまったことが
悔しくて
情けなくて。


よもやよもや

穴があったら入りたい!!



本当にこの出来事は
オカピ自身のふがいなさを
痛感しました。


続いて次のような出来事が起こりました。

Cさんはデイサービスに行きたくてたまらない?

Cさんという利用者さんがいます。

Cさんに定期的にオカピは
訪問看護に行っています。

Cさんは心不全で
デイサービスの利用を
医師から止められています。

理由は自宅前に20段階段があるため
その昇り降りと
デイサービスの参加で
心臓に負荷がかかることを
懸念されており
デイサービスは中止になっています。

Dさんというケアマネージャーがいます。

Dさんからしょっちゅう
「まだデイサービス行かれないんですか?
あんなにCさんデイサービス
行きたがっているのに・・・。」
といわれました。

オカピはこう答えました。

またその辺を訪問の時に
Cさんに意向を確認しますね、と。

するとDさんは
「だけどCさんは
認知症もあるからはっきり
行きたいとは言ってないと思います。」
「お嫁さんもCさんが
デイサービスに行くことで
介護の負担が減って楽になるのにね・・。」と。

Dさんに言われたことを
気にかけつつ
Cさんの訪問に行きました。

するとDさんがいて、Cさんに
「ねえCさん、デイサービスに行きたいわよね」と。
「ずっと家にいるんじゃ退屈でしょ。」と。
「20階段のことなら介護職員がサポートするから
大丈夫よ」と。
Cさんは困惑した表情になり
「ときどきなら・・行きたいね。」といいます。

Dさんは
「そうでしょ!ほらオカピさん
Cさん行きたいって!なのに
なんで駄目なんでしょ。デイサービス。
先生、なんて言ってるの?」

オカピは伝えました。

「心不全の病態のこともあり
デイサービスの活動が心負荷を多くすると
懸念されているのではないでしょうかね?」

Dさん
「ええ、何度も聞いたわ。
だけどそんなに心臓に負担がかかるかしら?
デイサービスって??」
「こんなにずっと自宅にいても
Cさん退屈よねー。。」
「本当に可哀想。デイサービスに
行かれもしないなんて・・。」
「先生に聞いてもらえない?なんで駄目なの?」
「Cさんだって納得できないわよね」

「医師に確認するのもいいのですが・・。
Cさんは行きたいですかね?
お嫁さんはいかがですか?」と
オカピが聞きました。
Dさん
「フフッ。行きたいにきまってるじゃない」
「ねえ、看護師さん来るだけでは退屈よね」
「聞いてもらいたいわよね。なんで駄目なのか?」
と延々とデイサービスに行けないなんて
可哀想を繰り返します。

CさんもCさんのお嫁さんもいらっしゃいましたが
デイサービスに関しては
Dさんの「デイサービスに行けないなんてかわいそう」の
セリフに同調するわけでもなく
明言がありませんでした。

オカピはこの時は
黙っていました。

CさんもCさんのお嫁さんも
デイサービスに行けない事の不満も
仰らなかったですし。

医師の指示で中止ということに
ご家族に不満があるとも
見えなかったので。

そんなに気になるなら
Dさん、あなたが医師に聞けばいい。


そう思ったからです。

Dさんのガキの使いにはなりませんでした。


結局デイサービスはどうでしょう?というのは
後日お嫁さんが直接医師に確認され
心不全なので当分中止ということでした。

結局Dさんは直接医師には
デイサービスに行けない理由を
確認していません。

医師に直接聞けないことを、看護師を介して聞いてもらう

ですが看護師は
こういう役割は本当に
多いと痛感します。

医師に聞くのは
ハードルが高いです。

オカピも長年
医師と関わって仕事してますが
聞きにくいですよー。


医師に聞くのは
ハードル高いと感じており
医師に言いにくいから
言いやすい
ハードル低い
看護師に聞く。

まてよ

ハードル低いのは
オカピだから??



あー切なくなってきた・・(涙)。





気を取り直して
どちらにせよ。



医師に言いにくいから
看護師に何でも言う。


言わせて満足。

自己満足のために
人を使うことが平気。



何でも言うが
言ったことは責任取らない
みたいな。

こういう人は多いのですよ。

それが患者さん
またはご家族からならともかく
第三者である
相談員や
ヘルパーさん、
ケアマネジャーから言われたり・・。

決して皆が皆ではありませんよ。

医療の領域があるので
我々が聞くより
専門職であるナースさんから
医師に伝えてもらいたい、と
その領域を尊重される
相談員やヘルパーさん
ケアマネージャーさんも
もちろんおられます。


ですが
自分が問題としていることを
患者さんや利用者さんの
問題ではなく
自分が問題と思っていることを

大義名分をかこつけて
ナースを動かそうとしている
Bさん、Dさんのような
職員もいるのも事実です。

また
ナースにもいます。

我々は決してガキの使いではない

我々の仕事は
さまざまな他職種との
連携あってこそ
成り立つ仕事です。

そして
それぞれの立場で
利用者さんや患者さんである対象の方と
関わっていき、支援していきます。

そこには
その対象者であるその人の
声を聞いて動きたいです。


さまざまな角度から見た
その人像は違います。

そこを活かして
よい仕事をしていきたいので
他職種への
相手への尊重は
忘れずに
やっていきたいものです。

しかし。。

こういう
Bさん、Dさんのような
利己的で
感情的な職員さんとは
まるで上手くやっていく自信が
未だにもてないオカピです。


はあー・・・。

仕事って色々大変ですね。

あー明日からも仕事です。
BさんDさんに会わないといけません。。
行きたくなーい!!

またネタがたまったら
書いていこうと思います。


いつか退治してやりたいです。




いかがですか?



仕事上嫌な人はどこにでもいますが。

今回は
そんなの直接自分が聞けばいいのに
医療だから分からないから
看護師が聞いてよー、聞くべきよーと
大義名分をもって
自分の思いを優先させる
Bさん、Dさんについて書きました。

貴方の周りにも
こういうややこしい人は
いるんではないでしょうか?

寒いけどもう一度言います。

ガキの使いやあらへんで--!!

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