医療の現場に欠かせない!イラストで語る中心静脈栄養管理のこと。

ナースの特性

こんにちは。オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

患者さんの中には
口から栄養を摂ることが不十分で
中心静脈栄養管理をしている人も多いです。

次のイラストは
中心静脈栄養の管理ができる
CVカテーテルを表しました。


解説していきます~。

これはCVカテーテル( Central Venous Catheter )といって中心静脈カテーテルのことです。
首の所に通る経静脈から
アプローチしているカテーテルで
医師が挿入し
ナースが介助します。
医師だけでちゃっちゃと
される方も多いです。

麻酔を行い
清潔操作下で厳重に行われます。

挿入中清潔布の下で患者さんは
首を横に向けたままの
姿勢を強いられてるから
キツイんですよね。

声掛けして
安心させて
リラックスさせて
あげてくださーーい。


挿入が終わったらカテーテル先が
首方向に行っていないかどうか
挿入した後にレントゲン撮影し
確認しています。

カテ先確認で
首方向に行ってたら
入替することもありました((-_-;
患者さんにとってはつらい・・。

きちんと
中心静脈方向に
カテ先が行ってることを確認して
治療が開始されます。
(最近はカテ先確認してるのかな?)

栄養を投与していない時や
点滴を投与していない時は
イラストのように、ぶらぶらぶら下がってます。

CVカテーテルの種類は
S(シングル)ルーメン 、W(ダブル)ルーメンと
T(トリプル)ルーメンがあります。

Sルーメンは一つ、Wルーメンは二つ
Tルーメンは三つの内腔と分かれてて
使用する薬剤の量により選択してます。

大抵Wルーメンの使用率が
多い気がします。

CV挿入介助の際は
医師に種類を確認して
CVカテーテルキットを
準備していきましょーー。

でこのCVカテーテルですが。

中心静脈近くまで
カテーテルが入ってるので
感染に要注意!!

この首の根元の固定を
しっかり、かつソフトに
しておくことがポイント。

しっかり、かつソフト・・。

相反してますね((-_-;))

しっかりはカテーテルが
突っ張らないように
引っ張られないように
なおかつ
カテーテルの根元が
観察しやすいようにって感じ。

ソフトは
患者さんが活動しやすいように
ゆとりを持たせて
顔にぶらぶらとぶつからないように
固定って感じのニュアンスです。

看護ケアって
こういう細やかさが
大事なんかなーと
つくづく思います。



CVカテーテルは
IVH( 中心静脈栄養(Intravenous Hyperalimentation)
ということもありますよね。

IVHというのは
高カロリー輸液を
中心静脈に投与する治療法で

それに対し
CVカテーテルというのは
心不全の評価となる検査を
CVカテーテルを通して行えたり
静脈ラインとして
血液を採取したりなど
検査を行うこともできます。

同じ位置に入っているので同じものですが
用法によって呼称が変わることがあります。

高カロリー輸液を投与している
内腔へは抗生剤や他の薬液は
濃度がかなり違うこともあり
薬剤変性を起こすので
投与しないように注意してくださいね。


んで
点滴をしている姿は
このようになります。


CVカテーテルは
点滴が入っていない時は
ぶらぶらぶら下がっていて
そこさえしっかり固定していれば
シャワー浴が可能ですよ。

濡らさないように
ビニールテープで
しっかり固定して
気をつかいながら
シャワー浴ですが。

原則は大丈夫です。
(・・だと思う。)

あと点滴しない時は
ブラブラするので
ポシェットを用意して
ブラブラをいれて
カバーしています。

CVカテーテルは
医療管理に必須なもので
また
腕などに毎回抹消点滴を
刺さなくていいという
点滴業務の負担が減り
ナースにとっては大きな
安心感がありますね!

やった!点滴刺さなくていい!!
という大きなメリットです!

ただ
誤って
CVカテーテルの内腔が
血管閉塞などで詰まってしまったり
患者さんが術後などや
不穏、せん妄が起きて
自己抜去したりすると

ひょえーーーー!!です。。。

自己抜去
点滴つまり・・。

ラウンドの最初に
そんな光景みたら
これから8時間
かなーりブルーな幕開けですよね・・。



続きは次回に書きますね!
今回はこの辺で^^



医療の現場は日々進化するもの。

我々ナースは何かと
あわただしい毎日ですが。

一日、一日無事に終わったら
それでよし。

ナースの皆さん
今日もお疲れ様でした!!








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