からだの声に耳をかたむける

つれづれなるままに

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしているシングルマザーです。

オカピは仕事柄
高齢者と呼ばれる
65歳以上の方々とお話しする機会が
多くあります。

みなさん色々な病気を持っておられます。
薬が多い方もおられます。

歳をとるとそうなってしまうのか
避けられない事なのかな・・

なんて当たり前のことのように
思っていた時

1人の90歳のAさんが
「私薬飲むのをやめたのよ」と話されびっくり。

Aさんは長年高血圧、と診断され
降圧剤を服用し続けていました。

その薬を飲み続けていても
力が出なくなり、医師に相談しても
特に処方内容に変化はない。
血圧値も大して変わらない。

「やめてしまえ!」と思い立ったAさん。
降圧剤を服用するのを中断したそうです。

するとAさん、嘘のように
からだが軽くなり活力もわいてきた。

血圧は高いが、代わりに水分をたくさん飲むようにした。
長年通院していた病院には相談しても
薬を変えてくれなかったため行くのをやめたとのこと。

Aさんの思いきりに最初びっくりしました。
そして長年通院していた病院との関係も断ってしまったと。

Aさん、良く思い切られましたね、病院行くところがなくなったら
困るんじゃない?と伺いました。

するとAさん
「だってはいはい、ていうだけで
同じ薬ばかり出すんだもの。
眼もろくに合わしてくれないし。
からだが調子悪いから病院に行ってるのに
話を聞いてくれないってことじゃない。
もうやめたのよ。そんなの馬鹿らしい。」
「悪くなったらその時のことよ。」
とけらけらと笑うAさん。

かっこいい!!

オカピは心底思いました。

降圧剤を中断したためか
足のむくみはあるようです。

Aさんは
「薬をやめてから力がでてきたのよ。
庭へも出れるようになったしね。
息子にはちょこちょこ動くな!て
叱られるけど(笑)」

Aさんとは半年ほどのお付き合いですが
薬を中断されてから
元気な姿を毎月拝見しています。

もちろん薬をやめたことがたまたま
Aさんの場合功を奏しただけかも
しれません。

ただここで大事だなと思う事

Aさんはからだの声を聞いたのでしょう。
からだが調子悪くなるということに
向き合ったのだと思います。

我々は調子が悪くなると
病院に受診し、薬を処方していただきます。
そして快方に向かう、、、。

そういうパターンを
信じ込まされているのか
それを常識としているのか

病院に行って薬をもらってこなければ
治らないという
思い込みに囚われてしまい
自分の身体の声に耳を傾けるのを
忘れているのかもしれない。


「常識を疑え」

自分の身体が心地よく
過ごしていくためには
どのようにしたらいいだろう。

それは
自分の身体と向き合って
探していくものかもしれません。






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