孤独は変えられないが、人は人を助ける

高齢者社会

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

時折ケアマネージャーの
仕事もしています。


今回は
高齢化社会にむけた
介護保険制度に触れ
人が生きていく上で
大切なことで思う事を
書いていきます。


良かったらお気軽に
読んでみてくださいね。

高齢者人口は過去最多

2019年9月時点で
我が国日本の65歳以上の高齢者人口は
3588万人と過去最多となり、
総人口に占める割合は28.4%と
過去最高となったという発表が
総務省統計局より発表されました。

これってすごい数字で
国民の3人に一人は65歳以上だよ!

てことですよね。

そして
高齢化社会の日本は
独居高齢者が約600万人(2015年現在)
おられるようです。

そして今もなお
顕著に増え続けているようです。



そこで
国は高齢化社会の施策を
取り組んでいますが
その中で

在宅生活を支える介護保険制度の運営

というのがあります。


介護保険制度は
65歳以上の高齢者が
在宅生活が困難な時に
認定を申請することで
認定に応じた
介護保険サービスを利用し
在宅生活を継続していくことを
目的とした制度です。



・・・・・。


ちょっと硬い文章が
つづいてしまいましたが。

人はいつか歳をとります。

歳をとれば
身体の老化現象により
出来ていることが
出来なくなったり
難しくなったり
するのは
当たり前のことなんだなーと

つくづく
高齢者と接していて
痛感しています。


そんな
家で暮らしていくのに
難しくなった部分を
手助けするのが
介護保険制度だと
思います。

人が家で一人暮らしをするのに必要なこと

人が家で一人暮らしをするのに
必要なことはなんでしょう。

オカピは
一番に
「食」
次に
「排泄」
最後に
「体を洗える」


だと思います。




これらが
何とか自立している人


つまり
「食」でいうと
ご飯を調理することが
出来なくても
弁当などを自分で
自分の歯で噛んで
むせこむことなく
食べることができる

「排泄」でいうと
ポータブルトイレなどの
簡易式トイレでも
かまわないから
きちんとトイレで
排泄できること


細かく言うと
トイレに移動できて
便座に座れて
ズボンの上げ下ろしができて
始末もできる

この一連の動作が失敗なく
何とかできる

「お風呂」でいうと
湯船につかることは難しくても
衣類の脱着ができて
身体を洗うことができる
お湯の温度が調整できる

この「体を清潔にする」という
行為が何とか出来る。

これらが非常に
必要になってくると
思います。

それらの
「食」
「排泄」
「清潔」

部分を自立の方向へむける
支援が介護保険サービスであると
言えるでしょう。

「訪問介護」
「訪問入浴」
「訪問看護」などの
専門の職員が自宅に訪問し
自立支援に向ける支援を
行ったり

「通所介護」
「通所リハビリテーション」などの
施設に出向いて
「食」や「入浴」などの
支援を行ったりする
サービスなどがあります。



逆にこれらが失敗なく
出来る人は
まずある程度のことは
出来ていると
思いますし
認知症状もさほど心配なく
自立した生活を
送られていると思います。

3メートル歩けるかどうか

「食」
「排泄」
「お風呂」

の3つが何とか出来ていても
歩くのにふらついていたりとか
玄関の框(かまち)部分の段差が
高くて上がり降りできないとか
「移動手段」が難しい方も
おられます。

一般に
3メートル、何も持たずに
歩ける人というのは
大抵の生活に必要な動作は
出来ているのではという
見方もあるようです。

なので
介護保険サービスの中に
「福祉用具貸与」という
手すりや歩行器を
貸し出すサービスや
「住宅改修」という
移動手段で必要な個所に
手すりなどの取り付け工事を
公費負担でまかなうという
サービスもあります。

孤独は変えられないが、暮らしに人を介することは必要

オカピのケアマネの
担当利用者の中に
一人暮らしの高齢者も
多くおられます。

実に様々な方が
おられます。

自宅近くに
家族が住んでいる方、そうでない方
生き生きと暮らしている方
偏屈な方
文句を言いながら暮らしている方
認知症がある方
住居を転々とされ
何とか暮らされている方

色々な方々がいます。

家族がいない方
家族と不仲の方
家族が「認知症」と決めつけている方
天涯孤独の方・・。

それぞれに
みな様々な思いを抱えておられます。


介護保険の利用をして
何とか在宅生活を維持されていても
孤独な思いや
自分が役に立っていないと思う無用感
家族に対して言いたいことも
言えない
つらい思いを抱える方は
おられます。

人が歳をとるというのは
そういう思いが
絶えずつきまとう

そういうことでも
あるのかなと思います。



我々ケアマネージャーは
孤独を解消することは
できないです。

ただ
人が暮らしていく上で
「人との何気ない会話」や
「人と触れ合う事」は
絶対必須だなと
つくづくこの仕事を通して
痛感しています。


それは何も
介護保険サービスを利用する
云々だけではなく
ガスの点検に来る人との会話や
ヤクルトなどを配達する人や
郵便屋さん、配達員さんとの
やり取りだったり

そして
介護保険サービスの
訪問介護の職員さんとの
やり取りだったり
通所介護に迎えに来る
職員さんとの会話だったり・・。

「その人」にかかわる人が
1人以上はいるという事実。


そういうことの積み重ねが
人の暮らしを支え
人を助けているのだと
思います。





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