ストーマ管理について。造設されている方の数だけ管理方法は多種多様。

ナースの特性

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

今回は人工肛門(ストーマ)管理について
書きます。

ご興味ある方は読んでもらうと
嬉しいです。

ストーマ(又はストマ)とは

ストーマとは
病気やケガが原因で
小腸大腸や膀胱がなくなり
排尿や排便に障害があるときに
お腹から尿管や、小腸大腸の一部を
出して排出する新しい器官です。

ストマの種類は
人工肛門の場合はイレオストミー(回腸造設)、コロストミー(結腸造設)、
人工膀胱の場合はウロストミーといいます。

在宅で療養されている方々の中にも
ストーマを造設され
管理されている方も多くなってきました。

このストマには尿や便をとめておける力が
ないので、そのままでは勝手に出てしまうのです。

そうすると日常生活に支障が出てきますので
「ストマパウチ」という専用の袋をつけてます。

ストーマパウチとは

下の図のようなものが
ストーマパウチです。

このようにストーマパウチを
ストーマの部分の周囲の皮膚に
装着することで
便や尿などの排せつ物を
溜めておくのですが。

このパウチはストーマのサイズによって
調整して貼ることが大事です。

ストーマサイズは
ストーマの縦✕横✕ストーマ自体の高さの長さで
決定され
それに見合ったサイズのパウチを
貼っていくのです。

ストーマパウチは
肌から直接ストーマが覗いている
状態なので
そのストーマを傷つけないように
保護する役割もあります。

パウチのサイズがきつすぎると
ストーマの周囲の皮膚がただれたり
ストーマを傷つける原因にもなります。

また反対にゆるすぎても
便や尿が漏れる原因にもなるし
便や尿による汚染があることで
皮膚のかぶれの原因にもなります。

パウチ交換の際に気をつけること


上のゆるい図をごらんください。

パウチはストーマの径より
一回りほど大きな円型の
穴があいたサイズのものを
貼っていきます。

この穴が大きすぎると漏れる。
穴がぴったりでもストーマと
パウチが引っ付きかぶれてしまう。

微妙な大きさの調整が大事です。

また頑丈な糊がついていますので
そのためにかぶれの原因にも
なることもあります。

ストーマ管理は
皮膚管理が肝です。


洗浄する時は
パウチの糊をしっかりとり
皮膚表面に泡石けんで優しく洗い
シャワーでしっかり洗い落として
いき、パウチを交換します。

ストーマをつくられている方は
洗ったり、ストーマから
排せつ物をトイレに流したりということから
パウチを交換するなど
管理が多いです。
ストーマ外来への定期的な通院など
医療機関と併用しての
管理が大事になっています。

便が硬すぎたり
柔らかすぎたりという
性状の調節も大事です。

そのために
ストーマ造設されている方は
食事指導も大事です。


排ガスが多いと
パウチの袋も
ガスで膨れてきますから
定期的にガス抜きが
必要なこともあります。

いずれにしても
人それぞれ
ストーマの状況は違いますので
パウチ交換にあたり
さまざまな工夫が
施されています。

ナースは
ストーマを造設されている方への
看護を行う時に
色々留意点はありますが。

まず
利用者さん、または患者さんが
言いづらいことや
聞きにくいこと
不安なことなどが
言えるように
「聴く」態勢をもって
対応できればと思っていますが
いかがでしょうか?



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