海馬は感情をインプットするところでもある。不安を感じやすい人はどこまでも不安がつきまとう?それは決して悪いことではない。

つれづれなるままに

こんにちは!オカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。



以前
「海馬」について記事を書きました。

今回はナースの仕事で
患者さん、または利用者さんに
「不安」ばかりを訴える人に
接してきたエピソードを
「海馬」の仕組みを交えながら
思ったことを書きます。


前回の記事はこちら
→「海馬」の仕組みを応用して、
苦手意識と向き合っていこう

どこまでも「不安」であることは「不安」を連れてきている。

例を挙げてみます。

「便秘」という症状があります。

患者さんによっては
同じ「便秘」症状に対しても

少しでも排便がないと
「どうしよう」と不安になる方と
そのうち排便があるだろう
「大丈夫さ」と楽観的に構える方とさまざまです。


前者の不安になる方は
「便秘」という出来事が
不安材料でしかないと
決めつけていることが多いです。

なので
「水分をしっかり摂る」
「腹部マッサージを行う」
「下剤などの整腸剤を服薬する」
などの対策を行ったとして
なお
「便秘」となったときに
「あれだけ対策しても
排便がない」
「どうすればいいんだ」
となる傾向にあります。

ナースとしては
「お腹がしっかり動いているか」
「食欲は落ちていないか」
「吐き気はないか」
「排便の頻度」
など身体症状を確認し
特に異常がなかったと判断したら
上記の対策を施して
様子を見ていきましょうという
対応をしていくんですが。

それでも
「気になる」ことは「気になる」し
「不安」なものは「不安」。
「様子を見ていくしかないな」とは
なりにくい。

たとえ「便秘」が
解消しても
「次の不安」を見つけていく傾向に
あるんですね。

便秘は解消された。
だが今度は柔らかすぎて
何回もトイレに行ってしまう。
どうしたらいいのか。

と次の不安を抱きます。

そして対処していっても
「眠れない」
「足がふらつく」
・・・etc.

色々な不安が付き物の方もおられます。

患者さんとかにも多いのです。
話をひたすら聞いていきます。

不安材料を探して探して
自分が作った不安の中で
生活しているって人いらっしゃいます。

常に頭が「不安」で埋め尽くされている
状態ですね。


で、ここで海馬の仕組みなんですが。

海馬は「記憶」を司ります。
なのでこの頭の中が「不安」で埋め尽くされている人は
全ての出来事に「不安」があります。

食事するのも「不安」
排泄するのも「不安」
生活すべてに「不安」が
付きまとうんです。

これって
単純に人が「心配しないで大丈夫」と
言ったとしても
「不安」は拭い去ることはできません。

それならば
「不安」が付きまとう自分を
自覚していくこと

良いんじゃないかと思うんです。


なので
利用者さんには
「不安なんですね。」と
言います。

他にどんなことが不安ですか?
と聞いていきます。

患者さんは
「鼻が詰まっていることもつらい
食事がのどを通らない、
予防注射を打ったはいいが
手足が余計しびれてきた
薬を変えたので眠れない・・」
等キリがないほど訴えられます。

それで何が解決できるわけでは
ありません。

ただこういう不安でいっぱいの人って
自分の中にある「不安」を
言いたいって気持ちが強いんだろうなと。
素晴らしい解決策などは
求めているようで
求めていないのだろうなと
思ってます。

聞いてほしい。

言わせてほしい。



問題の焦点が
「不安」となっているので
「それ」自体を解決したいことでは
ないんだろうなと。

自分の中にある「不安」を
表出したい。


だけどその「不安」となる
材料を解決していっても
常に海馬が「不安」と
記憶しているので
「不安」は消えない。





不安がない人生の方が
楽しいという見方もありますが。

不安を絶えず生み出す人生も
それなりに悪くないと思います。


「海馬」というのは
記憶のツボであり、エピソードに張り付いた
感情をインプットしています。

「不安」が絶えずまとわりつくのは
脳のくせなんだと自覚すると
自分が楽な対処法も見つけやすいのでは
ないでしょうか?

かくいうオカピも
不安が絶えずまとわりついています。

あなたはどのような
思考の癖がありますか?

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