しがらみない新参者同士の期間限定サロンが大人気。自ら孤独になりたい人は一人もいない。

ケアマネの世界

こんにちはオカピです。
ナースの仕事をしている
シングルマザーです。

前回このような記事を書きました。
超高齢化社会は「互助」が必須!
でも「無干渉」社会になった日本には厳しい?



高齢者社会がどんどん進み
「孤独」「孤立」社会も進んでいます。

少子高齢化、高騰する医療費、
介護保険料も10年後には約1.5倍に
高騰します。

公助、共助など
行政や国、税金などの公費だけで
高齢者問題は
解決できなくなっています。

これは日本の来る
超高齢化社会に向けて
大きな課題だと
思います。

期間限定の「すこやかシニアサロン」は10倍率の大人気。

以前オカピは地域包括支援センターで
働いていました。

その時に
介護予防事業の一連として
自治体が主催する
65歳以上の高齢者を対象とした
半年間のクールで開催される
「すこやかシニアサロン」という教室が
ありました。

介護予防事業というのは
「閉じこもり」「ひきこもり」を防ぐ。
「フレイル」を防ぐ。
「認知症予防」の活動
「定期的な社会交流の場を促進する」
という事業です。

これらに参加することで
いきいきとした高齢者の毎日を
はぐくむ手助けとなることを
目的としています。


その自治体が主催する
「 すこやかシニアサロン 」は毎回大人気です。

参加率が10倍の倍率であり
申込者の9割が落選者というくらいの
大人気なサロンです。

なぜこの 「 すこやかシニアサロン 」が 人気な理由はしがらみがない新参者の集まりだから

老人会などで開催される
習い事やサロンなどもありますね。

これらの集まりは
既に参加されるメンバーが決まっており
新規者が参加しにくい
新規者が参加しても、決まっているメンバーの
所に入っていきにくい
という閉鎖的な雰囲気があるようです。

興味があっても入りにくい。
行ったとしても新参者には
入りにくい。


そういう理由から自治会などで
主催されている老人会の集まりは
敬遠されていることもあるようです。

対してこの「 すこやかシニアサロン 」は
誰が参加するのか分からない
新規者同士の集合体であるので
集まりやすく、居心地が良いんだと思います。

近所同士のしがらみもなく
ゼロから人間関係づくりをスタートできるのが
メリットでもあると思います。

オカピはこの「すこやかシニアサロン」の
世話役のような調整役をしていました。
この教室はほぼ全員が出席し
欠席率が低かったのです。

ほぼ全員がお一人での申し込み
あるいは二人仲良し同士が申し込まれる。

残念ながら男性参加率は低く
申込者の8割は女性です。

ほぼ毎回出席する参加者さん達をみてると
最初は不安げな表情だった方が
みるみるうちに明るくなったり
笑顔が見られたりするのをみてました。

自ら孤独になりたい人なんて
どこにもいないという確証を
持ちました。

限定された人に「互助」は出来ているが、「互助」が築きにくい環境にある人はどうすればいいの?

「老人会」などで
すでに決まったコミニュティが形成されている
つまり特定の人間関係を築いている人などは
「互助」は出来ていると思うんです。

ですが
そういう出来上がったコミニュティに入りにくい
入りたくない人は、近所づきあいも疎遠な現在
「互助」が築きにくい環境にもあります。

なので「孤独を防ぐ」意味でも
自治体が介護予防事業の一連として
このような「 すこやかシニアサロン 」
開催しているのだと思います。

介護予防事業は
高齢者の「閉じこもり」「引きこもり」を
防止することも目的の一つです。


「 すこやかシニアサロン 」を通じて
仲良くなった人たちも出来たり
コミニュティが出来たりということも
あります。

ここをきっかけにして
コミニュティができ、人とのつながりが
生まれ、ゆくゆくは「互助」という
密接な関係づくりができることもあるかもしれません。

自治体が開催する 「 すこやかシニアサロン 」 は期間限定 。終わってしまうとどうすればいいのか。

ただ自治体が開催することには
限界があります。


まず期間が限定されています。
三か月、半年。
つまり「 すこやかシニアサロン 」は一定期間開催されたら
終了します。

教室が終盤に近付くと
「もうこの教室ともおさらば」
「明日から私らどこに行けばいいの」
「また申し込んだけど、たぶん次は落選する」
・・・など
悲しくて泣かれる方もおられるほどでした。

終わってしまえば
ここに参加されていた人は
どうすればいいのか。

また行くところがなく
引きこもってしまうのか・・・。




すこし長くなってしまいましたので
今回はこの辺で。

次の記事では
これからの「互助」づくりに必要な
仕組みづくりについて
オカピが考えた事を書きます。

オカピはケアマネの仕事を在宅看護の傍ら
しているのですが。

これからの世の中は自分たちで考え
行動に移していくという
能動的な動きが求められるなと
痛感しています。

それは単に
高齢者になったらの未来への予防策でなく
今、このコロナ禍の
世間同士が希薄な現代社会の中にいる
我々にも
助け合う
コミニュティは必要ではないでしょうか?

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